総貯蓄率 国際比較グラフ
総貯蓄率は、家計・企業・政府を合わせた国内総貯蓄がGDPに占める割合(%)を示す指標です。世界銀行が1990年以降の年次データを公表しており、各国の投資余力・経常収支・経済成長との関係を分析するうえで広く用いられます。貯蓄率が高い国は国内投資や対外投資の原資が豊富で、経常収支が黒字になりやすい傾向があります。日本の貯蓄率は高度成長期から低下傾向にあり、老後資産形成・NISA拡充の文脈でも注目されています。2024年最新データまで確認できます。
📖 この指標の読み方
横軸が年、縦軸が総貯蓄率(対GDP比、%)を示します。赤線が日本です。中国・シンガポールなど高成長・輸出主導型の国は40〜50%と高水準になります。アメリカは消費主導型で先進国の中では低め(17〜20%程度)です。日本は1990年代には30%超でしたが、少子高齢化・消費拡大によって低下傾向が続いています。貯蓄率の低下は経常収支の縮小や国内投資の抑制につながる点で注目されています。
📊 直近: 2024年の日本の総貯蓄率(対GDP比)は32.1%です。データテーブル
このデータの説明
総貯蓄率の計算方法
総貯蓄率 = 国内総貯蓄 ÷ GDP × 100。 国内総貯蓄には家計貯蓄・企業留保利益・政府の財政黒字(または赤字を控除)が含まれます。 「家計貯蓄率」とは異なり、企業・政府部門を含む経済全体の貯蓄水準を示します。 貯蓄率が高いほど国内投資や海外投資の原資が豊富になり、 経常収支の黒字要因にもなります(貯蓄=投資+経常収支)。
日本の貯蓄率の推移
日本は高度成長期(1960〜70年代)に家計貯蓄率が20〜30%と世界最高水準にあり、 「日本人は貯蓄好き」という通念の根拠となりました。 しかし、高齢化の進展(高齢者は貯蓄を取り崩す)・消費行動の変化・ 財政赤字の拡大により、総貯蓄率は1990年代から低下傾向にあります。 近年はNISA拡充・iDeCo普及による家計の投資シフトも話題となっており、 2024年最新データで主要国との比較ができます。
データ出典・更新頻度
世界銀行(World Bank)Open Data(NY.GNS.ICTR.ZS)。 国民経済計算(SNA)ベースのデータをもとに年次で更新されます。 1990年以降の年次データを収録しており、最新データは2024年分まで公表されています。