総資本形成(GDP比)国際比較グラフ

総資本形成は、設備投資・建設投資・在庫投資など国内の固定資本形成と在庫変動の合計がGDPに占める割合(%)を示す指標です。世界銀行が1990年以降の年次データを公表しており、各国の経済成長の潜在力や投資活動の活発さを国際比較するうえで広く用いられます。中国・インドなど高成長国は40〜45%と高く、日本は28%前後で先進国平均並みですが、「貯蓄大国なのに投資が少ない」という構造的課題の文脈でも注目されます。2024年最新データまで確認できます。

📖 この指標の読み方

横軸が年、縦軸が総資本形成のGDP比(%)を示します。赤線が日本です。中国は2000年代に急上昇し40〜45%に達しており、インフラ投資主導の高成長を反映しています。先進国は概ね20〜25%前後で推移しており、リーマンショック(2008年)や新型コロナ(2020年)での落ち込みが見られます。日本は28%前後で先進国の中では高めですが、「総貯蓄率32%に対して投資28%」という差が経常収支黒字の源泉となっている点も読み取れます。

📊 直近: 2024年の日本の総資本形成(対GDP比)は27.7%です。
🕒 データ更新日時: 2026年07月06日 19:57

データテーブル

このデータの説明

総資本形成の内訳

総資本形成は「固定資本形成」と「在庫変動」の合計です。 固定資本形成には、民間設備投資(機械・ソフトウェア等)・民間建設投資(住宅・オフィス等)・ 公共投資(道路・鉄道・公共施設等)が含まれます。 在庫変動は企業の原材料・製品在庫の増減を指します。 設備投資が活発な国ほど生産能力が拡大し、将来の経済成長率を高める効果があります。

日本の投資と貯蓄のギャップ

日本は総貯蓄率(約32%)が総資本形成(約28%)を上回っており、 この「貯蓄超過・投資不足」の差が経常収支黒字の構造的要因とされています。 バブル崩壊後の1990年代から企業の設備投資が慢性的に抑制され、 デフレ環境下での「現金保有・投資見送り」が長く続きました。 2010年代後半からアベノミクス・デジタル投資の拡大で持ち直しの動きも見られますが、 2024年最新データで主要国との比較ができます。

データ出典・更新頻度

世界銀行(World Bank)Open Data(NE.GDI.TOTL.ZS)。 国民経済計算(SNA)ベースのデータをもとに年次で更新されます。 1990年以降の年次データを収録しており、最新データは2024年分まで公表されています。

データソース

提供元: 世界銀行(World Bank)

Data source: World Bank Open Data (https://data.worldbank.org). Licensed under CC BY 4.0.