日本銀行のバランスシート
日本銀行が毎月公表している「営業毎旬報告」から、日銀自身の資産・負債の規模を示しています。資産側は国債・ETF(指数連動型上場投資信託)・J-REIT(不動産投資信託)の保有額、負債側は発行銀行券(紙幣の発行残高)・当座預金(量的緩和で積み上がった金融機関の準備金)です。「異次元緩和」「量的・質的金融緩和」によって日銀の総資産がどれだけ膨らみ、現在の利上げ・正常化局面でどこまで縮小しているかを確認できます。
📖 この指標の読み方
日銀のETF保有額は東証上場企業の株式時価総額の一部を占めており、「日本銀行は日本最大の株式保有者である」という指摘の根拠になっています。総資産は2013年の「量的・質的金融緩和」開始以降急増し、2024年に過去最大規模に達しましたが、2024年以降の利上げ・金融政策正常化に伴い、保有資産の縮小(バランスシートの圧縮)が進められています。総資産の対GDP比は主要国の中央銀行と比べても極めて高い水準にあります。
📊 直近: 2026年5月の日銀総資産は664.4兆円(うちETF保有 37.1兆円)です。データテーブル
| 年・月 | 項目 | 金額 |
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このデータの説明
日銀のETF保有とは
日本銀行は2010年から株価指数に連動するETF(上場投資信託)の購入を金融緩和策の一環として 実施し、2024年に新規購入を終了しました。保有額は東証株式市場全体の時価総額の数%に達し、 「日銀は日本最大の株主」という指摘の根拠になっています。保有しているETFをどう処分するか (売却による市場への影響)は、出口戦略の重要な論点です。
国債保有と金融政策正常化
日銀は長期国債の大規模購入(量的緩和)を通じて長期金利を低く抑えてきましたが、2024年の イールドカーブ・コントロール(YCC)終了以降、国債買入れの減額(テーパリング)を進めて います。日銀の国債保有額は、政府発行残高の過半を占める規模に達しています。
当座預金と利上げの関係
当座預金は金融機関が日銀に預けている準備金で、量的緩和によって積み上がりました。2024年の マイナス金利解除以降、日銀はこの当座預金に対する金利(政策金利)を上げることで、 金融市場全体の金利水準を引き上げる operations を行っています。