貸出約定平均金利

日本銀行が毎月公表している貸出約定平均金利(新規・総合)から、銀行が企業・個人に実際に貸し出す際の金利水準を示しています。コールレート(政策金利)や短観の金融機関貸出態度判断DIと並ぶ、金融政策の実体経済への伝播を確認するための重要指標です。国内銀行に加えて、都市銀行、地方銀行、地方銀行II、信用金庫の業態別に比較できます。

📖 この指標の読み方

コールレート(政策金利)が上昇すると、銀行の資金調達コストが上がり、それが貸出約定平均金利の上昇として企業・個人に転嫁されます。2024年の日銀によるマイナス金利解除以降、各業態の貸出金利がどの程度・どのスピードで上昇しているかを確認することで、利上げの実体経済への伝播状況を把握できます。一般的に信用金庫など中小金融機関は、大手銀行よりやや高めの金利水準で推移する傾向があります。

業態:

データテーブル

年・月 業態 金利

このデータの説明

貸出約定平均金利とは

銀行が新たに貸出を行う際に契約(約定)した金利を、貸出金額で加重平均した指標です。 実際に企業や個人が借入時に支払う金利水準を反映しており、政策金利の変更が実体経済に どの程度伝わっているかを確認するために使われます。

コールレート・銀行貸出残高との関係

コールレートは銀行間で資金を貸し借りする際の金利(政策金利)であり、銀行の資金調達コストを 左右します。貸出約定平均金利はその調達コストに銀行の利幅(マージン)を加えたもので、 コールレートが上昇すれば時間差を伴って貸出約定平均金利も上昇する傾向があります。 銀行貸出残高(貸出量)と組み合わせることで、金利上昇が貸出需要に与える影響も分析できます。

業態別の違い

国内銀行は都市銀行・地方銀行・地方銀行II等の加重平均値です。一般的に、信用金庫など 地域・中小企業向けの金融機関は、大手銀行よりリスクプレミアムが高めに設定される傾向があり、 金利水準にも業態間で差が生じます。

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