非金融企業債務(対GDP比)国際比較グラフ(IMF・GDD)

非金融企業債務(対GDP比)は、製造業・小売業・サービス業など実体経済部門(非金融)の企業が保有する全金融商品(銀行融資・社債等)の合計残高をGDP比(%)で示した指標です。IMF(国際通貨基金)が世界債務データベース(GDD: Global Debt Database)として公表しており、主要20カ国の時系列データで国際比較できます。企業の過剰債務はゾンビ企業問題・投資抑制・金融システムリスクの源泉として重視されており、中央銀行・金融当局が金融安定性評価に活用します。

📖 この指標の読み方

横軸が年、縦軸が非金融企業債務(対GDP比、%)を示します。赤線が日本です。値が高いほど、企業が経済規模に比して多くの借入を抱えていることを意味します。フランス・韓国は近年急上昇しており、低金利環境での借入拡大が背景にあります。日本はバブル期(1990年代初頭)に高水準に達した後、長期のデレバレッジで低下しました。米国は社債市場が発達しており、企業ファイナンスの多様性が反映されています。急激な上昇は企業財務の脆弱性や過剰投資の兆候として警戒されます。

📊 直近: 2023年の日本の非金融企業債務(対GDP比)は154.3%です。
🕒 データ更新日時: 2026年07月16日 10:44

データテーブル

このデータの説明

非金融企業債務(対GDP比)とは

非金融企業債務(NFC_ALL)は、製造業・小売業・建設業・サービス業など実体経済部門(非金融法人)の企業が保有する全金融商品(銀行融資・社債・その他借入等)の合計残高をGDP比(%)で表した指標です。 IMF(国際通貨基金)が世界債務データベース(Global Debt Database, GDD)として年1回公表しており、2026年の最新データまで確認できます。 企業の過剰な借入は生産性の低い「ゾンビ企業」の温存や設備投資の抑制につながるため、金融安定性と経済成長の両面から注目される指標です。

各国・時代の傾向

フランスは非金融企業の社債発行が盛んで、近年対GDP比150%超と先進国で最高水準に位置しています。 韓国は低金利時代の積極的な企業借入で急上昇しており、財閥系大企業の負債依存度が高い構造を反映しています。 日本はバブル崩壊後(1990年代以降)に企業が積極的にデレバレッジを進めた結果、現在は先進国中でも低い水準を維持しています。 米国は社債市場が充実しているため数値に含まれる社債の比重が大きく、低金利期(2010〜2021年)に企業の社債発行が急増しました。 ドイツは銀行融資中心ながら企業財務が保守的で、相対的に低水準を維持しています。

データ出典・更新頻度

IMF(国際通貨基金)世界債務データベース(Global Debt Database, NFC_ALL)。 年1回(9月頃)更新。全金融商品(loans and debt securities: all instruments)ベースのデータです。 本データセットは主要先進国・新興国20カ国程度のデータを収録しています。

データソース

提供元: IMF(国際通貨基金)/ 世界債務データベース(GDD)

Source: IMF Global Debt Database (https://www.imf.org/external/datamapper/NFC_ALL).