石炭火力発電比率 国際比較グラフ
石炭火力発電比率は、総発電量に占める石炭火力(褐炭・瀝青炭)による発電量の割合(%)を示す指標です。世界銀行が各国の電力統計をもとに年次で公表しており、各国の脱炭素・エネルギー転換の進捗比較に広く用いられます。石炭は単位発電量あたりのCO2排出が最も多い化石燃料であり、この比率の高低が電力部門の温室効果ガス排出に直結します。1990年以降の年次データを収録し、2024年最新データまで確認できます。
📖 この指標の読み方
横軸が年、縦軸が石炭火力の発電量比率(%)を示します。赤線が日本です。ドイツ・英国は石炭火力を大幅に削減してきた一方、日本は2024年時点でもG7の中で最高水準の石炭依存度を維持しています。中国・インドは依然として60〜70%以上を石炭火力に依存しており、カーボンニュートラルに向けた課題が大きいことがわかります。
📊 直近: 2024年の日本の石炭火力発電比率は30.1%で、G7の中で最高水準です。データテーブル
このデータの説明
石炭火力とCO2排出の関係
石炭火力発電は単位発電量あたりのCO2排出量が天然ガス火力の約2倍、 原子力・再生可能エネルギーの数十〜数百倍と最大です。 そのため石炭火力比率は電力部門のCO2排出量の主要な決定要因となっており、 この比率の削減がカーボンニュートラルに向けた最重要課題の一つです。
日本の石炭火力の現状
日本は2011年の東日本大震災・原発停止後に石炭火力への依存度が高まりました。 2024年時点でもG7の中で最高水準の石炭依存度を維持しており、 脱石炭の工程表ではG7の中で最も遅れているとの批判を受けています。 アンモニア混焼・CCS(炭素回収・貯留)技術の活用も検討されています。 2024年最新データまで確認できます。
データ出典・更新頻度
世界銀行(World Bank)Open Data(EG.ELC.COAL.ZS)。 IEA(国際エネルギー機関)の電力統計をもとに年次で更新されます。 最新データは2024年分まで公表されています。