景気循環調整済み財政収支 国際比較グラフ(IMF・財政モニター)

景気循環調整済み財政収支は、一般政府の財政収支から景気変動(ビジネスサイクル)による税収や歳出の変化を取り除き、構造的な財政収支を潜在GDPに対する割合(%)で示した指標です。景気後退時には税収減・社会保障費増で財政収支が悪化しますが、この指標ではその影響を除くため、財政政策の基調(拡張的か緊縮的か)を評価できます。IMF(国際通貨基金)が財政モニター(Fiscal Monitor)として年2回(4月・10月)公表しています。

📖 この指標の読み方

横軸が年、縦軸が景気循環調整済み財政収支(対潜在GDP比、%)を示します。赤線が日本です。ゼロより上が構造的財政黒字、ゼロより下が構造的財政赤字を意味します。通常の財政収支と異なり、好景気による税収増の影響が除かれているため、財政政策そのものが拡張的か緊縮的かを判断する指標です。コロナ禍後の財政拡張や緊縮政策の転換が国際比較で確認できます。

📊 直近: 2025年の日本の景気循環調整済み財政収支は-1.2%(対潜在GDP)です。
🕒 データ更新日時: 2026年07月20日 17:47

データテーブル

このデータの説明

景気循環調整済み財政収支とは

景気循環調整済み財政収支(GGCB_G01_PGDP_PT)は、一般政府(中央政府・地方政府・社会保障基金)の財政収支から景気変動に起因する一時的な収支変化を取り除き、潜在GDPに対する割合(%)で表した指標です。 景気後退期には税収が減少し社会保障給付が増加するため財政収支は悪化しますが、この指標ではその影響を除外します。 IMF(国際通貨基金)が財政モニター(Fiscal Monitor)として年2回(4月・10月)公表しており、2026年の最新データまで確認できます。

名目財政収支・プライマリーバランスとの違い

名目財政収支は景気変動の影響を含み、プライマリーバランスは利払い費を除きますが、景気循環の影響は含みます。 景気循環調整済み財政収支は景気変動の影響を除いた上で財政政策の基調を評価します。 また分母が名目GDPではなく潜在GDPであるため、GDPギャップの影響も排除されます。 財政引き締めや刺激策の効果を純粋に評価する際に有用な指標です。

データ出典・更新頻度

IMF(国際通貨基金)財政モニター(Fiscal Monitor, GGCB_G01_PGDP_PT)。 年2回(4月・10月)更新。前年分の確定値と当年以降の予測値が同時に公表されます。 本サイトでは実績値のみを掲載しています。

データソース

提供元: IMF(国際通貨基金)/ 財政モニター(Fiscal Monitor)