小麦輸入量 国際比較グラフ
小麦輸入量は、FAO(食糧農業機関)が毎年集計・公表するFAOSTATの農産物貿易統計(TCLドメイン)から取得したデータです。小麦は世界で最も広く取引される穀物のひとつで、パン・麺類・パスタなど多様な食品の原料です。エジプト・インドネシア・トルコ・中国・イタリアなどが世界の主要輸入国です。日本の小麦輸入量は約500万t(2024年)で、国内需要の約85%を輸入に依存しており、G7の中で最も小麦自給率が低い国のひとつです。日本の主な輸入先はアメリカ・カナダ・オーストラリアの3カ国で、これらの国の豊凶が国内のパン・麺類の物価に直結します。
📖 この指標の読み方
横軸が年、縦軸が小麦輸入量(千t)を示します。赤線が日本です。
輸入量が多い国ほど、小麦の国際価格変動や供給途絶リスクの影響を受けやすく、食料安全保障上の脆弱性が高いといえます。エジプト(約1,200万t)・インドネシア(約1,000万t)・トルコ(約900万t)が世界最大の輸入国で、これらの国は国内消費の大半を輸入小麦に依存しています。一方、中国は国内生産量が圧倒的に多い一方で、近年は食料備蓄・飼料需要の増加により輸入量が急増しています。日本の小麦輸入量は約500万t(2024年)で、主な輸入先はアメリカ・カナダ・オーストラリアの3カ国が約90%を占めます。2022年のロシアのウクライナ侵攻では、世界の主要小麦輸出国2カ国からの供給が不安定化し、国際小麦価格が急騰しました(一時2倍以上)。FAOSTATの輸入量データはこうした国際食料市場の構造変化を長期的に追跡できます。
📊 最新: 2024年の日本の小麦輸入量は約521万t(5,214,364t)です。データテーブル
このデータの説明
小麦輸入量とは
小麦輸入量(Wheat Import Quantity)は、FAOSTATの農産物貿易統計(TCLドメイン)に収録された、各国が輸入した脱穀後の乾燥小麦の数量です。 単位はトン(t)で、グラフでは千トン(千t)に換算して表示しています。 エジプト・インドネシア・トルコ・アルジェリア・モロッコ・ナイジェリア・フィリピンなどの中東・アフリカ・東南アジア諸国が上位を占め、国内需要の大半を輸入に依存しています。 日本は国内消費量約600万tに対し国内生産量は約100万t(自給率約15%)で、残りはアメリカ・カナダ・オーストラリアから輸入しています。
データ出典・注意事項
FAO(食糧農業機関)FAOSTAT「Trade: Crops and livestock products(TCL)」ドメインの「Wheat」(指標コード:15、Import Quantity element:2610)。 FAOが毎年前年分データを更新。1961年から最新年まで収録。 輸入量は脱穀後の乾燥小麦ベースの数量であり、小麦粉に換算した重量とは異なります(小麦粉換算には約0.75の歩留まり係数が必要です)。 クレジット: Source: FAO – Food and Agriculture Organization of the United Nations (https://www.fao.org/faostat).