景気循環調整済みプライマリー収支 国際比較グラフ(IMF・財政モニター)
景気循環調整済みプライマリー収支は、一般政府の財政収支から景気変動(ビジネスサイクル)による税収や歳出の変化と利払い費をともに取り除き、構造的な財政収支を潜在GDPに対する割合(%)で示した指標です。景気変動の影響(景気循環調整)と過去の債務負担(利払い費)の両方を除くことで、現在の財政政策の基調がより純粋に反映されます。財政再建ペースの評価や中長期的な財政健全化の進捗把握に最も適した指標の一つです。IMF(国際通貨基金)が財政モニター(Fiscal Monitor)として年2回(4月・10月)公表しています。
📖 この指標の読み方
横軸が年、縦軸が景気循環調整済みプライマリー収支(対潜在GDP比、%)を示します。赤線が日本です。ゼロより上が構造的プライマリー黒字、ゼロより下が構造的プライマリー赤字を意味します。通常のプライマリーバランスと異なり、景気後退や好景気による税収変動の影響も除かれているため、財政政策そのものが中長期的に持続可能かどうかを判断する指標として有用です。日本は長期にわたり構造的なプライマリー赤字が続いています。
📊 直近: 2025年の日本の景気循環調整済みプライマリー収支は-1.0%(対潜在GDP)です。データテーブル
このデータの説明
景気循環調整済みプライマリー収支とは
景気循環調整済みプライマリー収支(GGCBP_G01_PGDP_PT)は、一般政府(中央政府・地方政府・社会保障基金)の財政収支から景気変動に起因する一時的な収支変化(景気循環要因)と利払い費の両方を取り除き、潜在GDPに対する割合(%)で表した指標です。 プライマリーバランスからさらに景気循環調整を施すことで、財政政策の構造的な基調(拡張的か緊縮的か)を最もクリアに評価できます。 IMF(国際通貨基金)が財政モニター(Fiscal Monitor)として年2回(4月・10月)公表しており、2026年の最新データまで確認できます。
他の財政収支指標との違い
名目財政収支は景気変動と利払いの両方を含みます。プライマリーバランスは利払いを除きますが景気変動は含みます。 景気循環調整済み財政収支は景気変動を除きますが利払いは含みます。 景気循環調整済みプライマリー収支(この指標)は景気変動と利払いの両方を除くため、財政政策の基調を最も純粋に反映します。 中長期の財政再建ペースや財政持続可能性の評価に最も適した指標として、IMFの財政サーベイランスで重視されています。
データ出典・更新頻度
IMF(国際通貨基金)財政モニター(Fiscal Monitor, GGCBP_G01_PGDP_PT)。 年2回(4月・10月)更新。前年分の確定値と当年以降の予測値が同時に公表されます。 本サイトでは実績値のみを掲載しています。