小麦生産量 国際比較グラフ
小麦生産量は、FAO(食糧農業機関)が毎年集計・公表するFAOSTATの農産物生産統計(QCLドメイン)から取得したデータです。小麦は世界最大の生産量を誇る穀物のひとつで、パン・麺類・パスタなど多様な食品の原料となり、世界人口の約4割がカロリーの主要供給源としています。中国・インド・ロシアが世界の3大生産国で、ウクライナ・フランス・カナダ・オーストラリアも主要輸出国です。日本の小麦生産量は約100万t(2024年)と国内需要の約15%しか賄えず、輸入依存度が非常に高い品目です。
📖 この指標の読み方
横軸が年、縦軸が小麦生産量(千t)を示します。赤線が日本です。
生産量が大きい国ほど、国際的な小麦価格への影響力が強く、輸出余力も大きいため食料安全保障上の発言力があります。中国(約1億4,000万t)・インド(約1億1,000万t)・ロシア(約9,200万t)は生産量が圧倒的に多く、これらの国で干ばつや輸出規制が起きると世界の小麦価格が急騰します(2022年のロシアのウクライナ侵攻による小麦価格高騰が典型例です)。一方、生産量が少ない・輸入依存の国はこうした国際価格変動の影響をダイレクトに受けます。日本は国内需要約600万tに対し生産量は約100万t(自給率約15%)と、G7の中で最も小麦自給率が低い国のひとつです。日本の小麦輸入先はアメリカ・カナダ・オーストラリアの3カ国が大半を占めており、これらの国の豊凶が国内の小麦価格・パン・麺類の物価に直結します。
📊 最新: 2024年の日本の小麦生産量は約103万t(1,029,000t)です。データテーブル
このデータの説明
小麦生産量とは
小麦生産量(Wheat Production Quantity)は、FAOSTATの農産物生産統計(QCLドメイン)に収録された、脱穀後の乾燥小麦の生産量です。 単位はトン(t)で、グラフでは千トン(千t)に換算して表示しています。 中国・インド・ロシアが世界の3大生産国で、ウクライナ・フランス・カナダ・ドイツ・オーストラリア・パキスタンがこれに続きます。 日本の小麦生産は北海道が約7割を占め、国内消費量の約15%を国産で賄っています。 残りはアメリカ(用途別:主にパン用強力粉)・カナダ(主にパン・デュラム)・オーストラリア(主に中力粉・麺用)から輸入しています。
データ出典・注意事項
FAO(食糧農業機関)FAOSTAT「Crops and livestock products(QCL)」ドメインの「Wheat」(指標コード:15、Production Quantity element:5510)。 FAOが毎年12月頃に前年分データを更新。1961年から最新年まで収録。 脱穀後の乾燥小麦ベースの生産量であり、製粉後の小麦粉重量とは異なります(小麦粉換算には約0.75の歩留まり係数が必要です)。 クレジット: Source: FAO – Food and Agriculture Organization of the United Nations (https://www.fao.org/faostat).