商工業貸出残高(米国)推移グラフ
商工業貸出残高は、米国の商業銀行が企業に対して行っている商工業向け貸出(運転資金・設備資金など)の残高です。米連邦準備制度理事会(FRB)が「H.8 米国商業銀行の資産・負債」として毎週公表するデータの月次平均で、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの月次系列として配信しています。企業の資金需要と銀行の貸出姿勢の両方を反映します。日本の業種別貸出残高と合わせて確認することで、日米の企業向け貸出を比較できます。
📖 この指標の読み方
横軸が月、左軸(水色の棒グラフ)が商工業貸出残高の水準(十億ドル(季節調整済み))、右軸(オレンジの折れ線)が前年同月比(%)を示します。前年同月比がプラスであれば企業向け貸出が拡大、マイナスであれば縮小していることを意味します。データは季節調整済みで、FREDから月次で取得しています。
データテーブル
| 年月 | 商工業貸出残高(十億ドル(季節調整済み)) | 前年同月比 |
|---|
このデータの説明
📊 商工業貸出残高とは
米国内のすべての商業銀行(外国銀行の米国支店を含む)による、企業向けの事業性貸出(不動産担保貸出を除く)の残高です。
🔢 算出方法
FRBが銀行の週次報告をもとに「H.8 Assets and Liabilities of Commercial Banks in the United States」として毎週金曜日に公表し、FREDがその月次平均を配信しています。季節調整済み(Seasonally Adjusted)の系列です。
📈 経済への影響
企業向け貸出の伸びは設備投資や生産活動の活発さを反映します。一方で、貸出の急増が景気悪化時の「念のための資金確保」によることもあるため、銀行の貸出態度とあわせて解釈することが重要です。
📋 活用例
銀行の貸出態度(SLOOS)と比較して貸出基準の変化が残高に表れているかを確認したり、銀行貸出総額(米国)に占める企業向けの動きを確認できます。
よくある質問
商工業貸出残高とは何ですか?
米国の商業銀行が企業に対して行っている商工業向け貸出(運転資金・設備資金などの事業性貸出)の残高です。米連邦準備制度理事会(FRB)が「H.8」として公表するデータの月次平均で、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの系列として配信しています。
米国の商工業貸出残高の直近の値は?
2026-08の商工業貸出残高(米国)は2,945.1十億ドル(季節調整済み)です。前年同月比 +9.8%。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
商工業貸出が急増・急減するのはどんなときですか?
景気の先行きが不透明になると、企業は手元資金を確保するため銀行の融資枠(コミットメントライン)を一斉に引き出すことがあり、2008年の金融危機や2020年3月のコロナショック直後には商工業貸出が急増しました。その後は企業が社債発行や政府の支援策で資金を確保して返済を進めたため急減しました。平時には、企業の設備投資や在庫の積み増しに伴う資金需要を反映して緩やかに動きます。