実質世帯所得の中央値(米国)推移グラフ
実質世帯所得の中央値は、米国のすべての世帯を所得の順に並べたときに、ちょうど真ん中にあたる世帯の年間所得(物価変動を除いた実質値)です。米国勢調査局(Census Bureau)が「所得と貧困(Income in the United States)」として毎年9月に前年分を公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。平均と違って一部の高所得世帯に引っ張られないため、「普通の世帯」の生活水準を示す代表的な指標です。個人単位の値は実質個人所得の中央値、所得の格差は所得のジニ係数で確認できます。
📖 この指標の読み方
横軸が年、縦軸が実質世帯所得の中央値(ドル)を示します。データテーブルの前年比がプラスであれば、物価上昇分を除いても真ん中の世帯の所得が増えたことを意味します。すべての年の値が最新年の物価水準(2025年価格)に換算されているため、年ごとの値をそのまま比較できます。
データテーブル
| 年 | 実質世帯所得の中央値(ドル) | 前年比 |
|---|
このデータの説明
📊 実質世帯所得の中央値とは
米国の世帯(同じ住居に住む人の集まり)の税引前の貨幣所得(賃金・事業所得・年金・社会保障給付など)の中央値です。物価指数(C-CPI-U)で最新年の価格に換算した実質値で、1984年から公表されています。
🔢 算出方法
米国勢調査局が毎年3月頃に実施する人口動態調査(CPS)の年次社会経済補足調査(ASEC)で前年の所得を調べ、毎年9月に公表します。そのため最新値は前年の値になります。
📈 経済への影響
リーマン・ショック後は減少が続いて2011〜2012年に底を打ち、2007年の水準を上回ったのは2016年でした。コロナ禍以降は2020〜2022年に3年連続で減少しましたが、その後は増加に転じ、2025年は統計開始以来の最高値となっています。
📋 活用例
実質可処分所得(米国)と比較して経済全体の所得と「真ん中の世帯」の所得の違いを確認したり、日本の家計調査 収入と比較できます。
よくある質問
実質世帯所得の中央値とは何ですか?
米国の世帯を年間所得の順に並べたときに真ん中にあたる世帯の所得を、物価上昇の影響を除いた実質値(最新年の価格)で示したものです。米国勢調査局が毎年9月に前年分を公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。
米国の実質世帯所得の中央値の直近の値は?
2025年の実質世帯所得の中央値(米国)は87,460ドルです。前年比 +2.6%。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
平均所得ではなく中央値を見るのはなぜですか?
平均所得は、ごく一部の非常に所得の高い世帯が増えるだけで大きく上昇します。米国は所得の格差が大きいため、平均所得が伸びていても多くの世帯の所得は伸びていないことがあります。中央値は真ん中の世帯の所得なので、高所得世帯の影響を受けにくく、一般的な世帯の暮らし向きをより正確に表します。