実質最終販売(米国)推移グラフ

データ更新: 2026年09月26日 22:39

実質最終販売は、米国の実質GDPから企業の在庫の増減(在庫変動)を除いたもので、その四半期に実際に最終的な需要として販売されたモノ・サービスの規模を示します。米商務省経済分析局(BEA)がGDP統計として四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が連鎖2017年基準・季節調整済み年率の系列として配信しています。在庫の積み増しや取り崩しでGDPの前期比が大きく振れる局面では、最終販売の方が需要の基調を正確に示します。在庫の動きは実質民間在庫変動で確認できます。

📖 この指標の読み方

横軸が四半期、縦軸が実質最終販売(十億ドル(連鎖2017年基準・季節調整済み年率))を示します。前期・前年同期からの増減がプラスであれば最終需要が拡大していることを意味します。データは連鎖2017年基準・季節調整済み年率で、FREDから四半期で取得しています。

calendar_month前年同期比較
最新(2026Q2)
24,293.2 十億ドル
1年前(2025Q2)
23,765.6 十億ドル
年 ~ 年

データテーブル

四半期 実質最終販売(十億ドル(連鎖2017年基準・季節調整済み年率))

このデータの説明

📊 実質最終販売とは

GDP統計の「Final sales of domestic product」の実質値で、GDP=最終販売+在庫変動の関係にあります。国内で生産されたモノ・サービスへの最終需要(輸出を含み、輸入を除く)を示します。1947年からのデータがあります。

🔢 算出方法

BEAがGDP統計の一部として推計し、四半期終了の約1ヶ月後に速報値、その後2回の改定値を公表します。

📈 経済への影響

在庫変動の振れが大きい局面では、GDP成長率と最終販売の伸びが大きく食い違います。2025年1〜3月期には関税引き上げ前の駆け込み輸入で在庫が年率約1,720億ドル積み増されました。2026年4〜6月期の実質最終販売は年率約24.3兆ドルです。

📋 活用例

実質GDP(米国)と比較して在庫変動の影響を確認したり、実質個人消費支出(四半期)と合わせて最終需要の中身を確認できます。

quiz よくある質問

実質最終販売とは何ですか?

米国の実質GDPから、企業の在庫の増減(在庫変動)を差し引いたものです。個人消費・設備投資・住宅投資・政府支出・純輸出の合計にあたり、最終的な需要の大きさを示します。米商務省経済分析局(BEA)が四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。

米国の実質最終販売の直近の値は?

2026Q2の実質最終販売(米国)は24,293.2十億ドル(連鎖2017年基準・季節調整済み年率)です。前年同期比 +2.2%。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。

GDPではなく最終販売を見るのはなぜですか?

企業が売れ残りなどで在庫を積み増すと、実際に売れていなくてもGDPは増えます。逆に在庫を取り崩すとGDPは減ります。このように在庫変動は四半期ごとに大きく振れ、GDP成長率を上下させるため、需要そのものの強さを見るには在庫を除いた最終販売が適しています。特に関税の駆け込み輸入などで在庫が急変した2025年のような局面で注目されました。

データソース

提供元: FRED(セントルイス連銀)

Data source: FRED, Federal Reserve Bank of St. Louis (https://fred.stlouisfed.org/series/FINSLC1).