銀行の貸出態度(SLOOS、米国)推移グラフ
銀行の貸出態度(SLOOS)は、米連邦準備制度理事会(FRB)が四半期ごとに実施する「上級融資担当者意見調査(Senior Loan Officer Opinion Survey)」のうち、大企業・中堅企業向けの商工業貸出の審査基準を「厳格化した」と答えた銀行の割合から「緩和した」銀行の割合を引いた値です。FRED(セントルイス連邦準備銀行)が四半期の系列として配信しています。プラスが大きいほど銀行が貸し渋っていることを示し、過去の景気後退の前に急上昇してきた先行指標です。日本の日銀短観 金融機関貸出態度判断DIに相当する指標です。
📖 この指標の読み方
横軸が四半期、縦軸が審査基準を厳格化した銀行の割合から緩和した銀行の割合を引いた値(%ポイント)を示します。プラスは銀行の貸出態度が厳しくなっていること、マイナスは緩和的になっていることを意味します。データはFREDから四半期で取得しています。
データテーブル
| 四半期 | 厳格化超幅 |
|---|
このデータの説明
📊 銀行の貸出態度(SLOOS)とは
FRBが米国内の大手銀行など約80行と外国銀行の米国支店に対し、過去3ヶ月間の貸出基準や資金需要の変化を尋ねる調査です。このページは、そのうち大企業・中堅企業(年間売上5,000万ドル以上)向けの商工業貸出の審査基準についての回答です。
🔢 算出方法
「かなり厳格化」「やや厳格化」と答えた銀行の割合から「かなり緩和」「やや緩和」と答えた銀行の割合を引いて算出します(ネット・パーセンテージ)。調査は年4回(1・4・7・10月頃)実施され、翌月上旬に結果が公表されます。
📈 経済への影響
銀行の貸出基準が厳しくなると、企業は設備投資や運転資金の借入が難しくなり、投資や雇用の減少につながります。そのため貸出態度の厳格化は景気後退の先行指標とされ、FRBも金融政策の効果が銀行貸出を通じて波及しているかを確認するために注目しています。
📋 活用例
商工業貸出残高(米国)と比較して貸出態度が実際の貸出に表れているかを確認したり、日本の日銀短観 金融機関貸出態度判断DIと比較できます。
よくある質問
銀行の貸出態度(SLOOS)とは何ですか?
米連邦準備制度理事会(FRB)が四半期ごとに国内の銀行へ実施する「上級融資担当者意見調査(SLOOS)」の結果で、大企業・中堅企業向けの商工業貸出の審査基準を「厳格化した」銀行の割合から「緩和した」銀行の割合を引いた値(%ポイント)です。FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。
米国の銀行の貸出態度(SLOOS)の直近の値は?
2026Q3の銀行の貸出態度(SLOOS、米国)は0.0%(未調整)です。前年同期差 -9.5pt。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
プラス・マイナスはどう読めばよいですか?
プラスは審査基準を厳しくした銀行の方が多い(貸出態度が厳しくなっている)こと、マイナスは緩めた銀行の方が多い(貸出態度が緩和的になっている)ことを示します。値は前の四半期からの変化の方向を聞いたものなので、プラスが続く限り貸出基準は厳しくなり続けていることを意味します。2008年の金融危機や2020年のコロナ禍では大きくプラスに振れました。