景気後退期フラグ(NBER基準、米国)推移グラフ
景気後退期フラグは、全米経済研究所(NBER)の景気循環日付委員会が判定した米国の景気後退期(リセッション)を、景気の山の翌月から谷の月までを1、それ以外を0として月次で示した系列です。FRED(セントルイス連邦準備銀行)が1854年からのデータを作成・配信しています。このページでは景気後退期を灰色の帯で示し、鉱工業生産指数の推移と重ねて、景気後退期に生産がどう落ち込んだかを確認できます。
📖 この指標の読み方
横軸が月、縦軸が鉱工業生産指数(紺の線、1919年〜)を示し、灰色の帯がNBER基準の景気後退期です。帯の始まりが景気の山の翌月、終わりが景気の谷を表します。下の表では、選択した期間内の景気後退期の開始・終了月と期間を一覧できます。
データテーブル
| 開始(山の翌月) | 終了(谷) | 期間 |
|---|
このデータの説明
📊 景気後退期フラグとは
NBERが公式に判定した景気の山(ピーク)と谷(ボトム)の日付をもとに、FREDが月次の0/1系列に変換したものです。米国には政府による公式の景気判定がなく、NBERの判定が事実上の公式な景気循環日付として扱われています。
🔢 判定方法
NBERの景気循環日付委員会が、実質GDP・実質所得・雇用・実質個人消費・鉱工業生産などを総合的に検討して判定します。「2四半期連続のマイナス成長」といった機械的な基準ではなく、経済活動の落ち込みの深さ・広がり・持続性で判断されます。
📈 経済への影響
戦後の景気後退期は多くが1年前後で終わっており、2008〜2009年の世界金融危機(18ヶ月)は戦後最長、2020年のコロナ禍(2ヶ月)は最短でした。判定の発表は転換点から数ヶ月〜1年以上遅れるため、リアルタイムの景気判断には他の指標を併用します。
📋 活用例
シカゴ連銀全米活動指数や失業率(米国)、長短金利差(米国)が過去の景気後退期の前後でどう動いたかを確認する際の基準として使えます。
よくある質問
景気後退期フラグ(NBER基準)とは何ですか?
全米経済研究所(NBER)の景気循環日付委員会が判定した米国の景気後退期を、景気の山の翌月から谷の月までを1、それ以外を0として月次で示した系列です。FRED(セントルイス連邦準備銀行)が作成・配信しています。
米国の景気後退期フラグの直近の値は?
2026-08時点のNBER基準の景気後退期フラグは0(景気拡張期)です。直近の景気後退期は2020-03〜2020-04(2ヶ月)。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
景気後退期はいつ判定されますか?
NBERは実質GDP・雇用・所得・生産など幅広い指標を総合して景気の山と谷を判定しますが、判定には十分なデータが必要なため、発表は景気の転換点から数ヶ月〜1年以上遅れるのが通常です。このため直近の月は、後から景気後退期に修正される可能性があります。