FRBの米国債保有残高推移グラフ
FRBの米国債保有残高は、米国の中央銀行である連邦準備制度(FRB)が保有する米国債の残高です。米財務省が四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。量的緩和(QE)で国債を買い入れると増え、量的引き締め(QT)で減らすと減少するため、FRBの金融政策の規模を国債保有の側から示します。海外投資家の米国債保有残高と合わせて、米国債の保有者の構成を確認できます。
📖 この指標の読み方
横軸が四半期、左軸(水色の棒グラフ)がFRBの米国債保有残高(十億ドル(未調整))、右軸(オレンジの折れ線)が前年同期比(%)を示します。前年同期比がプラスであればFRBの保有が増えていることを意味します。データは季節調整されておらず、FREDから四半期で取得しています。
データテーブル
| 四半期 | FRB保有残高(十億ドル(未調整)) | 前年同期比 |
|---|
このデータの説明
📊 FRBの米国債保有残高とは
連邦準備銀行が保有する連邦政府債務の残高で、市場保有の債務の一部として集計されます。1970年からのデータがあります。週次のFRBの資産の動きは、FRBのバランスシート(H.4.1)で確認できます。
🔢 算出方法
米財務省が債務の保有者別の残高を集計し、四半期ごとに公表します。FREDへの反映は四半期末から2〜3ヶ月後になります。
📈 経済への影響
リーマン・ショック前は約5,000〜6,000億ドルでしたが、QEで2014年末には約2.8兆ドルに増え、コロナ禍の大規模なQEで2022年1〜3月期には約6.25兆ドルに達しました。その後のQTで約4.5兆ドルまで減少し、2026年1〜3月期には再び増加しています。
📋 活用例
FRBバランスシート総資産と比較してFRBの資産全体の動きを確認したり、米国10年国債利回りと合わせてQE・QTと長期金利の関係を確認できます。
よくある質問
FRBの米国債保有残高とは何ですか?
米国の中央銀行である連邦準備制度(12の地区連邦準備銀行)が保有する米国債などの連邦政府債務の残高です。米財務省が四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。
米国のFRBの米国債保有残高の直近の値は?
2026Q1のFRBの米国債保有残高は4,693.6十億ドル(未調整)です。前年同期比 +3.0%。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
量的緩和・量的引き締めとは何ですか?
量的緩和(QE)は、政策金利をゼロ近くまで下げた後に、中央銀行が国債などを大量に買い入れて長期金利を押し下げる政策です。量的引き締め(QT)はその逆で、保有する国債の償還分の一部を再投資せずに保有額を減らしていく政策です。FRBはリーマン・ショック後とコロナ禍にQEを行い、2022年からQTを進めました。