サーム・ルール景気後退指標(米国)推移グラフ
📖 この指標の読み方
横軸が月、縦軸がサーム・ルールの値(%ポイント)を示します。赤の破線(0.50)を上回ると景気後退入りのシグナルとされます。データは季節調整済みの失業率から算出されており、FREDから月次で取得しています。
データテーブル
| 年月 | サーム・ルール |
|---|
このデータの説明
📊 サーム・ルールとは
直近3ヶ月の失業率の平均と、過去12ヶ月間の「3ヶ月平均失業率」の最低値との差です。失業率がじわじわ上がり始めた段階で値が上昇するため、景気後退の初期のサインを捉えることを狙っています。
🔢 算出方法
米労働省労働統計局(BLS)が毎月第1金曜に発表する雇用統計の失業率(季節調整済み)から算出されます。リアルタイム版は各時点で公表されていた失業率を使うため、後から失業率が改定されても過去の値は変わらず、当時どう見えていたかを確認できます。
📈 経済への影響
景気後退期には失業が増えることで所得と消費が減り、さらに雇用が悪化するという悪循環が起きやすくなります。サーム・ルールは、この悪循環が始まった可能性を早い段階で示すことを目的に考案され、景気後退時に家計へ自動的に給付を行う政策の発動基準として提案されたものです。
📋 活用例
失業率(米国)の動きと合わせて確認したり、景気後退期フラグ(NBER基準)や景気後退確率と比較してシグナルの的中度を確認できます。
よくある質問
サーム・ルールとは何ですか?
失業率の3ヶ月移動平均が、過去12ヶ月の最低値から何%ポイント上昇したかを示す指標です。0.50以上で景気後退入りのシグナルとされ、元FRBエコノミストのクローディア・サームが考案しました。FRED(セントルイス連邦準備銀行)が当時の失業率で算出したリアルタイム版を配信しています。
米国のサーム・ルールの直近の値は?
2026-08のサーム・ルール景気後退指標(米国)は-0.07%ポイント(季節調整済み)です。前年同月差 -0.20pt。基準値(0.50)を下回っており、景気後退のシグナルは点灯していません。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
サーム・ルールの的中率はどのくらいですか?
1970年以降の米国の景気後退では、景気後退の初期にサーム・ルールがほぼ例外なく0.50を超えてきたとされ、景気後退のリアルタイムの判定材料として注目されてきました。一方で、2024年夏には0.50を超えたものの景気後退には至らず、移民の増加などで労働力人口が急増したことによる失業率の上昇が、景気の悪化によるものではなかったとの指摘もあります。単独で判断せず、他の指標とあわせて確認することが重要です。