単位労働コスト(非農業部門、米国)推移グラフ

データ更新: 2026年09月26日 22:39

単位労働コストは、非農業部門の企業が産出量1単位を生み出すのにかかる人件費を指数化したもので、「時間あたり報酬÷労働生産性」で求められます。米労働省労働統計局(BLS)が「生産性とコスト(Productivity and Costs)」として四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの系列(2017年=100)として集約配信しています。賃金の上昇が生産性の向上で吸収されているか、それとも製品価格の上昇(インフレ)につながりやすい状態かを示します。労働生産性と同時に公表されます。

📖 この指標の読み方

横軸が四半期、左軸(青の面グラフ)が指数の水準、右軸(オレンジの破線)が前年同期比(%)を示します。前年同期比がプラスであれば産出量あたりの人件費が上昇している(インフレ圧力が高まりやすい)ことを意味します。データは季節調整済みで、FREDから四半期で取得しています。

calendar_month前年同期比較
最新(2026Q2)
124.0 指数
1年前(2025Q2)
122.3 指数
年 ~ 年

データテーブル

四半期 指数(指数(2017年=100・季節調整済み)) 前年同期比

このデータの説明

📊 単位労働コストとは

非農業部門の企業が産出量1単位を生産するのに要する人件費(賃金・福利厚生を含む報酬)です。「時間あたり報酬÷1時間あたり産出量(労働生産性)」で求められ、2017年を100として指数化されています。

🔢 算出方法

BLSが時間あたり報酬と労働生産性をもとに算出し、四半期終了の約5週間後に速報、さらに約1ヶ月後に改定値を公表します。季節調整済み(Seasonally Adjusted)の系列です。

📈 経済への影響

賃金が3%上昇しても生産性が3%向上していれば単位労働コストは変わらず、インフレ圧力にはなりません。逆に生産性が伸び悩む中で賃金が上昇すると単位労働コストが上がり、企業の値上げにつながりやすくなります。

📋 活用例

労働生産性(米国)と合わせて賃金上昇の中身を確認したり、コアPCE物価指数(米国)と比較して人件費と物価の関係を確認できます。

quiz よくある質問

単位労働コスト(非農業部門、米国)とは何ですか?

非農業部門の企業が産出量1単位を生み出すのにかかる人件費を指数化したもので、「時間あたり報酬÷労働生産性」で算出されます。米労働省労働統計局(BLS)が「生産性とコスト」として四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。

米国の単位労働コストの直近の値は?

2026Q2の単位労働コスト(非農業部門、米国)は124.0(指数(2017年=100・季節調整済み))です。前年同期比 +1.4%。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。

単位労働コストが上がるとインフレになりますか?

単位労働コストの上昇は、賃金の伸びが生産性の伸びを上回っていることを意味し、企業の利益を圧迫するか、製品価格への転嫁を通じてインフレ圧力となります。そのため単位労働コストは物価の先行指標として注目されます。ただし企業が利益率を削って吸収する場合もあり、必ずしも物価に直結するわけではありません。

データソース

提供元: FRED(セントルイス連銀)

Data source: FRED, Federal Reserve Bank of St. Louis (https://fred.stlouisfed.org/series/ULCNFB).