労働分配率(非農業部門、米国)推移グラフ

データ更新: 2026年09月26日 22:39

労働分配率は、米国の非農業部門の企業が生み出した付加価値(生産額から原材料などを差し引いたもの)のうち、賃金や福利厚生など働く人の報酬に分配された割合を示す指標です。米労働統計局(BLS)が「生産性とコスト(Productivity and Costs)」として四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が2017年=100の指数として配信しています。労働生産性・単位労働コストと同じ統計で、企業と働く人の間の分配の変化を示します。

📖 この指標の読み方

横軸が四半期、左軸(青の面グラフ)が労働分配率の指数(2017年=100)、右軸(オレンジの破線)が前年同期比(%)を示します。指数が低下すると、付加価値のうち働く人に分配される割合が下がっていることを意味します。データは季節調整済みで、FREDから四半期で取得しています。

calendar_month前年同期比較
最新(2026Q2)
93.4 指数
1年前(2025Q2)
96.7 指数
年 ~ 年

データテーブル

四半期 指数(指数(2017年=100・季節調整済み)) 前年同期比

このデータの説明

📊 労働分配率とは

非農業部門の労働者(自営業者の労働相当分を含む)への報酬の合計を、同部門の付加価値(名目の産出額)で割った比率です。水準ではなく2017年=100の指数で公表されるため、変化の方向と大きさで見るのが適しています。1947年からのデータがあります。

🔢 算出方法

BLSがGDP統計や雇用統計のデータをもとに算出し、四半期終了の約5週間後(2・5・8・11月上旬)に速報値を公表し、翌月に改定します。

📈 経済への影響

労働分配率が低下すると、経済が成長しても家計の所得は伸びにくく、所得格差の拡大や消費の伸び悩みにつながるとされます。一方、景気後退期には企業利益が先に減るため、一時的に上昇する傾向があります(2020年4〜6月期など)。

📋 活用例

労働生産性(米国)と比較して生産性の伸びが賃金に分配されているかを確認したり、企業利益(米国)と合わせて企業側への分配を確認できます。

quiz よくある質問

労働分配率とは何ですか?

米国の非農業部門の企業が生み出した付加価値のうち、働く人の報酬(賃金・福利厚生など)に分配された割合を、2017年を100とする指数で示したものです。米労働統計局(BLS)が四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。

米国の労働分配率の直近の値は?

2026Q2の労働分配率(非農業部門、米国)は93.4(指数(2017年=100・季節調整済み))です。前年同期比 -3.4%。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。

米国の労働分配率はどのように推移してきましたか?

労働分配率の指数は1960年代初めの約117をピークに長期的に低下しており、2026年4〜6月期には約93と統計開始以来の最低水準にあります。生産性の伸びほど賃金が伸びず、企業の利益や資本の側への分配が増えていることを意味します。技術革新・グローバル化・労働組合の弱体化・一部企業への市場の集中などが要因とされています。

データソース

提供元: FRED(セントルイス連銀)

Data source: FRED, Federal Reserve Bank of St. Louis (https://fred.stlouisfed.org/series/PRS85006173).