上位1%が保有する純資産の割合(米国)推移グラフ

データ更新: 2026年09月26日 22:39

上位1%が保有する純資産の割合は、米国の世帯を純資産(資産−負債)の多い順に並べたときに、上位1%の世帯が全世帯の純資産の何%を保有しているかを示す指標です。米連邦準備制度理事会(FRB)が「分配金融勘定(Distributional Financial Accounts)」として四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。株式などの金融資産は富裕層に集中しているため、株価の上昇局面で上昇しやすく、資産格差の動きを示します。下位50%の値は下位50%が保有する純資産の割合で確認できます。

📖 この指標の読み方

横軸が四半期、縦軸が上位1%の世帯が保有する純資産の割合(%)を示します。数値が上昇すると、資産が富裕層により集中していることを意味します。データはFREDから四半期で取得しています。

calendar_month前年同期比較
最新(2026Q2)
32.5 %
1年前(2025Q2)
31.1 %
年 ~ 年

データテーブル

四半期 上位1%の資産シェア

このデータの説明

📊 上位1%の資産シェアとは

純資産で見た上位1%(99〜100パーセンタイル)の世帯が保有する純資産の、全世帯の純資産に占める割合です。純資産には株式・投資信託・事業資産・不動産・預金などが含まれ、住宅ローンなどの負債が差し引かれます。

🔢 算出方法

FRBが「資金循環統計(Z.1)」の家計部門の資産・負債を、3年ごとの「消費者金融調査(SCF)」の資産分布をもとに世帯の階層別に配分して推計します。Z.1の公表後に四半期ごとに更新されます。

📈 経済への影響

上位1%の資産の多くは株式や事業資産のため、株価の上昇は資産格差を拡大させやすい傾向があります。資産の集中は、資産を持つ層と持たない層の消費余力や、次の世代への資産の引き継ぎの差を通じて格差を固定化させるとの指摘もあります。

📋 活用例

S&P500(米国)と比較して株価と資産格差の関係を確認したり、家計純資産(米国)と合わせて資産全体の増加と分配を確認できます。

quiz よくある質問

上位1%の資産シェアとは何ですか?

米国の世帯を純資産(資産から負債を差し引いた額)の多い順に並べたとき、上位1%の世帯が全世帯の純資産の合計に占める割合です。米連邦準備制度理事会(FRB)が四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。

米国の上位1%の資産シェアの直近の値は?

2026Q2の上位1%が保有する純資産の割合(米国)は32.5%(未調整)です。前年同期差 +1.4pt。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。

上位1%の資産シェアはどのように推移してきましたか?

統計が始まった1989年7〜9月期の22.8%から長期的に上昇し、2026年4〜6月期には32.5%と統計開始以来の最高値に達しています。つまり上位1%の世帯が米国の家計資産の約3分の1を保有しています。一方、下位50%の世帯のシェアは数%にとどまっており、資産の格差は所得の格差よりもはるかに大きくなっています。

データソース

提供元: FRED(セントルイス連銀)

Data source: FRED, Federal Reserve Bank of St. Louis (https://fred.stlouisfed.org/series/WFRBST01134).