粘着価格コアCPI(アトランタ連銀・米国)推移グラフ
粘着価格コアCPIは、米国の消費者物価指数(CPI)の品目のうち、家賃・保険・医療サービスなど価格の改定頻度が低い(価格が粘着的な)品目だけで構成した物価指数から、食料とエネルギーを除いたものの前年比です。アトランタ連邦準備銀行が算出し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が前年比(%)の系列として配信しています。価格をめったに変えない品目の値上げには将来のインフレ予想が反映されやすいため、期待インフレを映す基調インフレの指標とされます。
📖 この指標の読み方
横軸が月、縦軸が粘着価格コアCPI(%)を示します。数値は前年比(%)で、上昇が続くとインフレが粘着的に長引く可能性が高まっていることを意味します。データはFREDから月次で取得しています。
データテーブル
| 年月 | 粘着価格コアCPI(前年比) |
|---|
このデータの説明
📊 粘着価格コアCPIとは
BLSのCPIの品目を価格改定の頻度で「粘着的」と「伸縮的」に分け、粘着的な品目(CPIの約7割)から食料・エネルギーを除いて算出した物価指数の前年比です。主な品目は住居費、医療サービス、保険、教育などです。
🔢 算出方法
アトランタ連邦準備銀行がBLSのCPIの品目別データをもとに算出し、CPIの公表と同じ日(毎月中旬)に公表します。季節調整済みの系列です。
📈 経済への影響
伸縮的な価格はその時々の需給や原材料価格を反映するのに対し、粘着的な価格は企業の将来の物価予想を反映しやすいとされます。そのため粘着価格CPIは、インフレが一時的なものか持続的なものかを見極める材料として使われます。
よくある質問
粘着価格コアCPIとは何ですか?
米国のCPIの品目のうち、価格の改定頻度が低い(平均して4.3ヶ月に1回以上は改定されない)品目で構成した物価指数から、食料とエネルギーを除いたものの前年比です。アトランタ連邦準備銀行が算出し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。
米国の粘着価格コアCPIの直近の値は?
2026-08の粘着価格コアCPI(アトランタ連銀・米国)は2.7%(前年比・季節調整済み)です。前年同月差 -0.7pt。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
価格が「粘着的」とはどういう意味ですか?
ガソリンや野菜のように毎週のように価格が変わる品目(伸縮的な価格)に対し、家賃や保険料、医療費のように年に1回程度しか価格が改定されない品目を「粘着的な価格」と呼びます。粘着的な品目の企業は、一度値上げするとしばらく価格を変えないため、値上げの際に将来のインフレを見込んで価格を決める傾向があります。そのため粘着価格CPIの上昇は、インフレが長引くサインとして注目されます。