銀行貸出延滞率(全貸出、米国)推移グラフ
銀行貸出延滞率は、米国の商業銀行が保有するすべての貸出(企業向け・不動産担保・消費者ローンなど)のうち、返済が30日以上遅れている債権の割合です。米連邦準備制度理事会(FRB)が四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの系列として配信しています。銀行の貸出資産の質(健全性)を示す代表的な指標です。
📖 この指標の読み方
横軸が四半期、縦軸が銀行貸出延滞率(%)を示します。数値が上昇すると返済が遅れている貸出の割合が増え、家計や企業の返済能力が悪化していることを意味します。データは季節調整済みで、FREDから四半期で取得しています。
データテーブル
| 四半期 | 銀行貸出延滞率 |
|---|
このデータの説明
📊 銀行貸出延滞率とは
銀行の貸出残高のうち、30日以上延滞している債権と利息の計上を停止した債権の割合です。住宅ローン、商業用不動産ローン、商工業貸出、消費者ローンなどすべての貸出が対象です。
🔢 算出方法
FRBが全米の商業銀行の決算報告(Call Report)をもとに集計し、四半期終了の約2ヶ月後に公表します。季節調整済み(Seasonally Adjusted)の系列です。
📈 経済への影響
延滞率が上昇すると銀行は貸し倒れに備えた引当金を積み増し、利益が圧迫されて貸出余力が低下します。これが信用収縮を通じて景気をさらに悪化させる悪循環を生むことがあり、金融システムの安定性を測る指標としても重要です。
📋 活用例
クレジットカードローン延滞率(米国)と比較して家計向けの動きを確認したり、銀行の貸出態度(SLOOS)と合わせて銀行の姿勢の変化を確認できます。
よくある質問
銀行貸出延滞率とは何ですか?
米国の商業銀行が保有するすべての貸出のうち、返済が30日以上遅れている債権(延滞債権)の割合です。米連邦準備制度理事会(FRB)が銀行の決算報告をもとに四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。
米国の銀行貸出延滞率の直近の値は?
2026Q2の銀行貸出延滞率(米国)は1.4%(季節調整済み)です。前年同期差 -0.1pt。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
過去に延滞率が高かったのはいつですか?
2008年の金融危機後、住宅ローンを中心に返済の延滞が急増し、延滞率は2010年頃に過去最高水準まで上昇しました。住宅バブルの崩壊で住宅価格が下落し、住宅ローンを返済できなくなる家計が大量に発生したためです。その後は貸出基準の厳格化や景気回復で大きく低下しました。