所得のジニ係数(家族単位、米国)推移グラフ

データ更新: 2026年09月26日 22:39

所得のジニ係数は、米国の家族の所得がどれだけ不平等に分配されているかを、0(全員が同じ所得)から1(1家族がすべての所得を得ている)の数値で示す指標です。米国勢調査局(Census Bureau)が毎年9月に前年分を公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が1947年からの長期系列として配信しています。数値が大きいほど格差が大きいことを意味し、米国の所得格差の長期的な拡大を示す代表的な指標です。各国との比較は所得の不平等 国際比較(UNDP)で確認できます。

📖 この指標の読み方

横軸が年、縦軸がジニ係数(0〜1)を示します。数値が上昇すると所得の格差が拡大していることを意味します。データテーブルの前年差は前年からの変化幅です。年ごとの変化は小さいため、長期的な傾向で見るのが適しています。

calendar_month前年比較
最新(2025年)
0.460
前年(2024年)
0.457
年 ~ 年

データテーブル

年 ジニ係数 前年差

このデータの説明

📊 ジニ係数とは

所得の少ない順に家族を並べ、所得の累積割合を描いた曲線(ローレンツ曲線)と、完全に平等な場合の直線との間の面積から計算します。0.4を超えると格差が大きいとされることが多い指標です。

🔢 算出方法

米国勢調査局が人口動態調査(CPS)の年次社会経済補足調査(ASEC)の税引前の貨幣所得から算出し、毎年9月に前年分を公表します。税や社会保障による再分配前の所得のため、再分配後の格差より大きめの値になります。

📈 経済への影響

所得格差の拡大は、所得の多くを消費に回す中低所得層の購買力を弱め、消費の伸びを抑える要因になるとされます。また、政治的な分断や社会の流動性の低下との関係も議論されています。

📋 活用例

上位1%が保有する純資産の割合と合わせて所得と資産の両面から格差を確認したり、実質世帯所得の中央値と合わせて見ることができます。

quiz よくある質問

所得のジニ係数とは何ですか?

所得の不平等度を0から1の数値で示す指標で、0は全員の所得が同じ完全に平等な状態、1は1家族がすべての所得を得ている完全に不平等な状態を表します。このページの系列は米国の「家族(血縁・婚姻などで結ばれた2人以上の世帯)」の所得を対象に、米国勢調査局が毎年公表しています。

米国の所得のジニ係数の直近の値は?

2025年の所得のジニ係数(家族単位、米国)は0.460です。前年差 +0.003pt。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。

米国の所得格差は拡大しているのですか?

ジニ係数は1968年の0.348を底に長期的に上昇し、2021年には統計開始以来最も高い0.462に達しました。技術革新による高スキル労働者の賃金上昇、グローバル化、労働組合の弱体化、金融資産からの所得の増加などが要因とされています。近年は0.45〜0.46前後の高い水準で推移しています。

データソース

提供元: FRED(セントルイス連銀)

Data source: FRED, Federal Reserve Bank of St. Louis (https://fred.stlouisfed.org/series/GINIALLRF).