企業向けローン延滞率(米国)推移グラフ
企業向けローン延滞率は、米国の商業銀行が保有する企業向けローン(商工業貸出と、企業向けのその他の貸出)のうち、返済が30日以上遅れている貸出の割合です。FRB(米連邦準備制度理事会)が「貸倒償却率・延滞率統計(Charge-Off and Delinquency Rates)」として四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの系列として配信しています。企業の返済能力の変化を示し、商工業貸出残高や商業用不動産ローン延滞率と合わせて企業向け貸出の質を確認できます。
📖 この指標の読み方
横軸が四半期、縦軸が企業向けローン延滞率(%)を示します。延滞率が上がっていれば返済に行き詰まる借り手が増えて銀行の貸出の質が悪化していること、下がっていれば改善していることを意味します。データは季節調整済みで、FREDから四半期で取得しています。
データテーブル
| 四半期 | 企業向けローン延滞率 |
|---|
このデータの説明
📊 企業向けローン延滞率とは
企業の運転資金や設備投資向けの商工業貸出を中心とした、企業向け貸出の延滞率です。1987年からのデータがあります。
🔢 算出方法
FRBが全米の商業銀行の報告(コール・レポート)をもとに集計し、四半期終了の約2ヶ月後(2・5・8・11月下旬)に公表します。延滞は返済が30日以上遅れている貸出と、利息の計上を止めた貸出(ノンアクルーアル)の合計です。
📈 経済への影響
データ開始の1987年4〜6月期には6.75%と高い水準でした。2008年の金融危機後には2009年7〜9月期に4.39%まで上昇しましたが、その後は低下し、2014年10〜12月期には0.72%と過去最低となりました。2026年4〜6月期は1.27%で、コロナ前の2019年平均(1.11%)をやや上回っています。
📋 活用例
商工業貸出残高や銀行の貸出態度と合わせて企業向け貸出の動きを確認したり、ハイイールド債スプレッドと比べて企業の信用リスクを確認できます。
よくある質問
企業向けローン延滞率とは何ですか?
米国の商業銀行が保有する企業向けローン(商工業貸出と、企業向けのその他の貸出)のうち、返済が30日以上遅れている(または利息の計上を止めている)貸出の割合です。FRB(米連邦準備制度理事会)が四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの系列として配信しています。
米国の企業向けローン延滞率の直近の値は?
2026Q2の企業向けローン延滞率(米国)は1.27%(季節調整済み)です。前年同期差 -0.02pt。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
企業向けローン延滞率はどんなときに上がりますか?
景気後退で企業の売上や利益が落ち込むと、借入の返済に行き詰まる企業が増えて延滞率が上がります。延滞率は景気の悪化から遅れて上昇する傾向があり、2008年の金融危機でも景気後退入り(2007年12月)の後、2009年にかけて上昇しました。