企業の資金需要(SLOOS・米国)推移グラフ

データ更新: 2026年09月28日 01:18

企業の資金需要(SLOOS)は、FRB(米連邦準備制度理事会)の上級融資担当者意見調査(SLOOS)で、大企業・中堅企業からの商工業貸出の需要が強まったと答えた銀行の割合から、弱まったと答えた銀行の割合を引いた値です。FRED(セントルイス連邦準備銀行)が四半期ごとに配信しています。同じ調査の銀行の貸出態度(厳格化超幅)と対になる「借り手側」の指標で、企業の設備投資や運転資金の意欲を示します。

📖 この指標の読み方

横軸が四半期(調査時点)、縦軸が需要増加超幅(%ポイント)を示します。0(灰色の線)より上であれば資金需要が強まったと答えた銀行の方が多く企業の借入意欲が高まっていること、下であれば弱まっていることを意味します。データはFREDから四半期で取得しています。

calendar_month前年同期比較
最新(2026Q3)
16.1 %
1年前(2025Q3)
-28.6 %
年 ~ 年

データテーブル

四半期 需要増加超幅

このデータの説明

📊 企業の資金需要(SLOOS)とは

SLOOSで約80の国内銀行に「大企業・中堅企業(年商5,000万ドル以上)からの商工業貸出の需要は、3ヶ月前と比べてどう変わったか」を尋ね、強まったと答えた銀行の割合から弱まったと答えた銀行の割合を引いた値です。1991年からのデータがあります。

🔢 算出方法

FRBが年4回(1・4・7・10月頃)調査し、翌月上旬(2・5・8・11月)に公表します。FREDの日付は調査時点の四半期です。

📈 経済への影響

ITバブル崩壊後の2001年10月調査では-70.2と過去最低を記録しました。FRBの急速な利上げで借入コストが上がった2023年4月調査では-55.6まで低下し、その後もマイナスが続きました。2025年10月調査からプラスに転じ、2026年7月調査は+16.1です。最高は1995年1月調査の+45.8でした。

📋 活用例

銀行の貸出態度と比べて貸し手と借り手のどちらの要因で貸出が動いているかを確認したり、商工業貸出残高やFF金利と合わせて確認できます。

quiz よくある質問

企業の資金需要(SLOOS)とは何ですか?

FRB(米連邦準備制度理事会)が銀行の融資担当者に行う上級融資担当者意見調査(SLOOS)で、大企業・中堅企業からの商工業貸出の需要が3ヶ月前より強まったと答えた銀行の割合から、弱まったと答えた銀行の割合を引いた値です。プラスは資金需要が強まっている、マイナスは弱まっていることを示します。

米国の企業の資金需要(SLOOS)の直近の値は?

2026Q3の企業の資金需要(SLOOS、米国)は16.1%(未調整)です。前年同期差 +44.7pt。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。

銀行の貸出態度(厳格化超幅)とはどう違いますか?

同じSLOOSの別の質問で、貸出態度は銀行が貸出の基準を厳しくしたか緩めたかという「貸し手側」の姿勢、資金需要は企業が借入を増やしたいかという「借り手側」の意欲を示します。貸出の伸びが鈍っているときに、銀行の貸し渋りによるものか、企業の借入意欲の低下によるものかを見分けるのに役立ちます。

データソース

提供元: FRED(セントルイス連銀)

Data source: FRED, Federal Reserve Bank of St. Louis (https://fred.stlouisfed.org/series/DRSDCILM).