対外純資産(米国)推移グラフ

データ更新: 2026年09月28日 01:18

対外純資産(国際投資ポジション)は、米国の居住者が保有する海外の資産から、海外が保有する米国の資産を差し引いた額です。米商務省経済分析局(BEA)が四半期ごとに経常収支と同じ日に公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。米国は値がマイナス(対外純負債)で世界最大の対外純債務国であり、世界有数の対外純資産国である日本とは対照的です。

📖 この指標の読み方

横軸が四半期、縦軸が対外純資産(百万ドル(未調整))を示します。値がマイナスであれば対外純負債(海外に対する借りの方が大きい)であることを意味し、棒が下に伸びるほど純負債が大きくなっています。純資産・純負債が反転しうる指標のため、前年比は%ではなく実額の差(百万ドル)で示しています。データは未調整で、FREDから四半期で取得しています。

calendar_month前年同期比較
最新(2026Q2)
-22,420,319 百万ドル
1年前(2025Q2)
-21,416,856 百万ドル
年 ~ 年

データテーブル

四半期 対外純資産(百万ドル(未調整))

このデータの説明

📊 対外純資産とは

ある時点で国全体が海外に対して持っている資産と負債の差額(ストック)です。毎年の資金の出入り(フロー)である経常収支・金融収支の積み重ねに、為替や株価の変動による評価額の変化を加えたものになります。

🔢 算出方法

BEAが「U.S. International Investment Position」として四半期終了の約3ヶ月後(3・6・9・12月下旬)に、経常収支を含む国際収支統計と同じ日に公表します。四半期データは2006年以降です。季節調整は行われていません。

📈 経済への影響

対外純負債が大きいほど、海外の投資家が米国債や米国株を売った場合の影響が大きくなります。一方で、米国は基軸通貨ドルを持つため、自国通貨建てで低い金利で借り入れられるという特権があり、純負債の規模のわりに利子・配当の支払いの負担は相対的に小さくなっています。

📋 活用例

経常収支(米国)と比較して純負債の増加要因を確認したり、名目広義ドル指数と合わせて為替による評価額の変化を確認できます。

quiz よくある質問

米国の対外純資産(国際投資ポジション)とは何ですか?

米国の居住者(企業・個人・政府)が保有する海外の資産(株式・債券・直接投資・預金など)から、海外の投資家が保有する米国の資産(米国債・米国株など)を差し引いた額です。米国はマイナス(対外純負債)で、世界最大の対外純債務国です。米商務省経済分析局(BEA)が四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。

米国の対外純資産の直近の値は?

2026Q2の対外純資産(米国)は-22,420,319百万ドル(未調整)(純負債)です。前年同期差 -1,003,463百万ドル。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。

米国の対外純負債はなぜ拡大しているのですか?

米国は長年経常赤字が続き、その分を海外からの投資(米国債や米国株の購入など)で賄っているためです。加えて、米国株の上昇やドル高で海外投資家が保有する米国資産の評価額が膨らむと、対外純負債はさらに大きくなります。2006年1〜3月期の約1.66兆ドル(GDP比約12%)から、2026年4〜6月期には約22.4兆ドル(GDP比約69%)まで拡大しました。

データソース

提供元: FRED(セントルイス連銀)

Data source: FRED, Federal Reserve Bank of St. Louis (https://fred.stlouisfed.org/series/IIPUSNETIQ).