実質M2マネーストック(米国)推移グラフ
実質M2マネーストックは、米国のM2マネーストックを消費者物価指数(CPI)で割り、1982〜84年の物価水準に換算した値です。FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの月次系列として配信しています。物価上昇の影響を除いて、経済に出回るマネーの実際の購買力の量が増えているか減っているかを確認できます。
📖 この指標の読み方
横軸が月、左軸(水色の棒グラフ)が実質M2マネーストックの水準(十億ドル(1982-84年基準・季節調整済み))、右軸(オレンジの折れ線)が前年同月比(%)を示します。前年同月比がプラスであればマネーの量が物価の上昇を上回るペースで増えていること、マイナスであれば物価の上昇に追いつかず実質的に減っていることを意味します。データは季節調整済みで、FREDから月次で取得しています。
データテーブル
| 年月 | 実質M2マネーストック(十億ドル(1982-84年基準・季節調整済み)) | 前年同月比 |
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このデータの説明
📊 実質M2マネーストックとは
M2(現金、要求払預金、貯蓄預金、小口定期預金、個人向けMMFなど)の総額を、物価の上昇分を除いて1982〜84年のドルの価値に換算したものです。単位は「1982-84年基準の十億ドル」です。
🔢 算出方法
FRBが「H.6 Money Stock Measures」として毎月公表する名目のM2を、BLSの消費者物価指数(全都市消費者・総合、1982-84年=100)で割って算出されます。M2の発表と同時にFREDで更新されます。季節調整済み(Seasonally Adjusted)の系列です。
📈 経済への影響
コロナ禍の大規模な金融緩和・財政支出で、実質M2は2020年2月の約5.98兆ドルから2022年1月の約7.66兆ドルまで急増しました。その後はインフレと利上げで2024年4月の約6.69兆ドルまで減少しました。この間は名目のM2も2022年12月〜2024年2月に前年同月比マイナスとなり、1959年の統計開始以来初めての出来事として注目されました。
📋 活用例
M2マネーストック(米国)と比較して物価上昇の影響を確認したり、M2流通速度(米国)と合わせてマネーと経済活動の関係を確認できます。
よくある質問
実質M2マネーストック(米国)とは何ですか?
米国のM2マネーストック(現金・預金・MMFなど)を消費者物価指数(CPI)で割って、1982〜84年の物価水準に換算した値です。物価の上昇分を除いた、マネーの実際の購買力の量を示します。FRED(セントルイス連邦準備銀行)が月次の系列として配信しています。
米国の実質M2マネーストックの直近の値は?
2026-08の実質M2マネーストック(米国)は6,986.1十億ドル(1982-84年基準・季節調整済み)です。前年同月比 +2.2%。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
名目のM2との違いは?
名目のM2は物価が上がるだけでも増えますが、実質M2は物価上昇分を除くため、マネーの購買力が本当に増えているかを確認できます。2022〜2023年は物価の急上昇と利上げによるM2の減少が重なり、実質M2は2022年1月の約7.66兆ドルから2024年4月の約6.69兆ドルまで約13%減少しました。