上位1%が保有する株式・投資信託の割合(米国)推移グラフ
米国の世帯を純資産の多い順に並べたとき、上位1%の世帯が保有する株式・投資信託(年金などを通じた間接保有を除く)が、家計が保有する株式・投資信託全体に占める割合です。米連邦準備制度理事会(FRB)が「分配金融勘定(Distributional Financial Accounts、DFA)」として、資金循環統計(Z.1)の家計の資産・負債を資産の多い順に世帯を並べた階層ごとに分けて推計し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が四半期の系列として配信しています(1989年7〜9月期以降)。純資産全体に占める上位1%の割合と比べて、株式の保有がさらに富裕層に偏っていることを示します。
📖 この指標の読み方
横軸が四半期、縦軸が資産上位1%の世帯が保有する株式・投資信託の割合(%)を示します。数値の変化で、資産の分布がどの層に偏っていくかを確認できます。データはFREDから四半期で取得しています。
データテーブル
| 四半期 | 上位1%の株式保有シェア |
|---|
このデータの説明
📊 分配金融勘定(DFA)とは
FRBの資金循環統計(Z.1)は家計全体の資産・負債の合計しか示しませんが、DFAはこれを「消費者金融調査(SCF)」の世帯ごとのデータを使って、資産の多い順に上位0.1%・上位1%(うち0.1%以外)・上位10%(うち1%以外)・中間の40%・下位50%などの階層に配分したものです。
🔢 算出方法
FRBが資金循環統計の公表(3・6・9・12月中旬)の後に四半期ごとに更新します。上位1%の純資産の割合などの系列と同時に更新され、過去にさかのぼって改定されることがあります。
📈 経済への影響
上位1%の株式・投資信託の保有割合は、1989年7〜9月期の42.8%から、2001年7〜9月期の39.6%を底に上昇し、2019年1〜3月期には52.3%と最も高くなりました。2026年4〜6月期は50.9%です。
📋 活用例
上位1%の純資産の保有割合やS&P500株価指数と比較して、株価の動きと資産格差の関係を確認できます。
よくある質問
上位1%が保有する株式・投資信託の割合とは何ですか?
米国の世帯を純資産の多い順に並べたとき、上位1%の世帯が保有する株式・投資信託(年金などを通じた間接保有を除く)が、家計が保有する株式・投資信託全体に占める割合です。米連邦準備制度理事会(FRB)が「分配金融勘定(Distributional Financial Accounts、DFA)」として、資金循環統計(Z.1)の家計の資産・負債を資産の多い順に世帯を並べた階層ごとに分けて推計し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が四半期の系列として配信しています(1989年7〜9月期以降)。
米国の上位1%が保有する株式・投資信託の割合の直近の値は?
2026Q2の上位1%が保有する株式・投資信託の割合(米国)は50.9%(未調整)です。前年同期差 +0.5pt。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
株高で格差が広がるのはなぜですか?
家計が保有する株式・投資信託の約半分(2026年4〜6月期は50.9%)を上位1%の世帯が保有しているため、株価が上がるとその恩恵の多くが富裕層に集まります。株価の上昇が続く局面では、純資産全体に占める富裕層の割合も高まりやすくなります。