米国5年実質金利(TIPS利回り)推移グラフ
米国5年実質金利(TIPS利回り)は、元本がCPIに連動する物価連動国債(TIPS)のうち、残存期間が5年の国債の利回りで、物価上昇分を除いた実質金利を示します。米国財務省が毎営業日公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が日次で配信しています。実装済みの10年実質金利より短い年限で、今後5年間の金融政策の引き締め・緩和の度合いを示します。
📖 この指標の読み方
横軸が日付、縦軸が米国5年実質金利(TIPS利回り)(%)を示します。実質金利が高いほど、お金を借りて投資・消費するコストが物価上昇を差し引いても高く、景気を冷やす方向に働きます。マイナスは、利回りが物価上昇率を下回っていることを意味します。データは毎営業日の値で、FREDから取得しています。
データテーブル
| 日付 | 実質金利 |
|---|
このデータの説明
📊 米国5年実質金利(TIPS利回り)とは
財務省が市場で取引されているTIPSの利回りから推計した、残存期間5年の一定満期利回りです。2003年からのデータがあります。同じ年限の名目の国債利回りとの差は、市場が予想する今後の平均インフレ率(ブレークイーブン・インフレ率)にあたります。
🔢 算出方法
米国財務省が毎営業日の市場の終値をもとに算出し、当日の夕方に公表します。FREDには翌営業日に反映されます。
📈 経済への影響
2008年の金融危機ではTIPSの売りが膨らみ、2008年11月26日に4.24%と最高を記録しました。コロナ禍の大規模な金融緩和で2020〜2021年はほぼマイナスで推移し、2021年5月10日には-1.91%と最低となりました。その後の利上げで上昇し、2026年9月24日は2.70%(1年前は1.28%)と、2009年以降で最も高い水準です。
📋 活用例
米国5年国債利回り(名目)や5年ブレークイーブン・インフレ率と合わせて名目金利の中身を確認したり、10年実質金利・30年実質金利と比べて実質金利の期間構造を確認できます。
よくある質問
米国5年実質金利(TIPS利回り)とは何ですか?
元本が消費者物価指数(CPI)に連動して増減する米国の物価連動国債(TIPS)のうち、残存期間が5年の国債の利回りです。物価上昇分を差し引いた「実質」の金利にあたり、米国財務省が毎営業日公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。
米国5年実質金利(TIPS利回り)の直近の値は?
2026-09-24の米国5年実質金利(TIPS利回り)は2.70%(未調整)です。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
5年ブレークイーブン・インフレ率との関係は?
5年の名目国債利回りから5年の実質金利(TIPS利回り)を差し引いた値が、5年ブレークイーブン・インフレ率で、市場が予想する今後5年間の平均インフレ率を示します。例えば2026年9月24日は、名目の5年国債利回り5.03%に対して5年実質金利は2.70%で、その差(約2.3%)がブレークイーブン・インフレ率にあたります。