クレジットカードローン貸倒償却率(米国)推移グラフ
クレジットカードローン貸倒償却率は、米国の商業銀行のクレジットカードローンのうち、回収不能として損失処理された額の割合(年率)です。FRB(米連邦準備制度理事会)が「貸倒償却率・延滞率統計」として四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの系列として配信しています。クレジットカードローン延滞率の一歩先の指標で、銀行が実際に被った損失の大きさを示します。
📖 この指標の読み方
横軸が四半期、縦軸がクレジットカードローン貸倒償却率(%、年率)を示します。償却率が上がっていれば返済できなくなった借り手が増えて銀行の損失が膨らんでいること、下がっていれば損失が減っていることを意味します。データは季節調整済みで、FREDから四半期で取得しています。
データテーブル
| 四半期 | クレジットカードローン貸倒償却率 |
|---|
このデータの説明
📊 クレジットカードローン貸倒償却率とは
その四半期に償却したクレジットカードローンの額から回収額を差し引いた純額を、貸出残高の平均で割って年率にした値です。1985年からのデータがあります。
🔢 算出方法
FRBが全米の商業銀行の報告(コール・レポート)をもとに集計し、四半期終了の約2ヶ月後(2・5・8・11月下旬)に公表します。
📈 経済への影響
2008年の金融危機後には2009年10〜12月期に10.54%とデータ開始以来の最高を記録しました。コロナ禍では給付金で返済が進み、2021年10〜12月期には1.63%と過去最低となりました。その後は延滞の増加に遅れて上昇し、2024年7〜9月期には4.69%に達しましたが、2026年4〜6月期は3.82%とコロナ前の2019年平均(3.71%)に近い水準まで下がっています。
📋 活用例
クレジットカードローン延滞率と比べて延滞から損失への流れを確認したり、リボルビング消費者信用残高や失業率と合わせて家計の返済余力を確認できます。
よくある質問
クレジットカードローン貸倒償却率とは何ですか?
米国の商業銀行のクレジットカードローンのうち、回収できないと判断して損失として処理(償却)した額の割合を年率で示したものです(回収額を差し引いた純額)。FRB(米連邦準備制度理事会)が四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの系列として配信しています。
米国のクレジットカードローン貸倒償却率の直近の値は?
2026Q2のクレジットカードローン貸倒償却率(米国)は3.82%(季節調整済み)です。前年同期差 -0.37pt。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
延滞率との違いは何ですか?
延滞率は返済が30日以上遅れている貸出の割合で、貸倒償却率はそのうち回収をあきらめて損失として処理した貸出の割合です。クレジットカードは通常、返済が180日遅れると償却されるため、延滞率の上昇から数ヶ月遅れて貸倒償却率が上がります。延滞率が「これからの損失の予兆」、貸倒償却率が「実際に確定した損失」にあたります。