下位50%が保有する純資産額(米国)推移グラフ
下位50%が保有する純資産額は、FRB(米連邦準備制度理事会)の「分配金融勘定(Distributional Financial Accounts)」の系列で、資金循環統計(Z.1)の家計の資産・負債を、資産の多い順に並べた世帯の階層ごとに配分したものです。資産の少ない下位50%の世帯が保有する純資産(資産から負債を差し引いた額)の合計で、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が1989年からの四半期データを配信しています。下位50%が保有する純資産の割合を、割合ではなく金額で示します。
📖 この指標の読み方
横軸が四半期、左軸(水色の棒グラフ)が純資産額(兆ドル)、右軸(オレンジの線)が前年同期比(%)を示します。FREDの単位は百万ドルですが、兆ドルに換算して表示しています。物価の変動を除かない名目の金額です。
データテーブル
| 四半期 | 下位50%の純資産額(兆ドル) | 前年同期比 |
|---|
このデータの説明
📊 下位50%が保有する純資産額とは
米国の世帯を純資産の多い順に並べたとき、下位50%(約6,500万世帯)が保有する純資産の合計額です。資産の多くは住宅と耐久消費財(自動車など)で、住宅ローン・自動車ローン・学生ローンなどの負債の割合が大きいのが特徴です。
🔢 算出方法
FRBが資金循環統計(Z.1)と消費者金融調査(SCF)を組み合わせて推計し、四半期末の約3ヶ月後(3・6・9・12月の下旬)に公表します。1989年7〜9月期からのデータがあります。
📈 経済への影響
住宅バブル期の2007年7〜9月期に約1.33兆ドルでしたが、住宅価格の下落で住宅ローンの負債を差し引いた純資産が大きく減り、2010年10〜12月期には約2,490億ドル(約8割減)まで落ち込みました。その後は住宅価格の回復と賃金の上昇で増え、2026年4〜6月期は約4.28兆ドル(前年同期比+7.0%)と過去最高です。
📋 活用例
上位1%が保有する純資産額と比べて資産格差を金額で確認したり、住宅価格指数と合わせて住宅価格との関係を確認できます。
よくある質問
下位50%が保有する純資産額とは何ですか?
下位50%が保有する純資産額は、FRB(米連邦準備制度理事会)の「分配金融勘定(Distributional Financial Accounts)」の系列で、資金循環統計(Z.1)の家計の資産・負債を、資産の多い順に並べた世帯の階層ごとに配分したものです。資産の少ない下位50%の世帯が保有する純資産(資産から負債を差し引いた額)の合計で、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が1989年からの四半期データを配信しています。下位50%が保有する純資産の割合を、割合ではなく金額で示します。
米国の下位50%が保有する純資産額の直近の値は?
2026Q2の下位50%が保有する純資産額(米国)は4.3兆ドルです。前年同期比 +7.0%。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
金融危機で下位50%の資産はなぜ大きく減ったのですか?
下位50%の世帯は資産の多くが住宅で、住宅ローンなどの負債の割合も大きいため、住宅価格が下落すると純資産(資産−負債)が大きく減ります。2007年7〜9月期の約1.33兆ドルから、2010年10〜12月期には約2,490億ドルと約8割減りました。株式の保有が多い上位1%は同じ期間の減少が小さく、その後の回復も早かったため、資産格差が広がりました。