PCEサービス物価指数(エネルギー・住居除く・スーパーコア・米国)推移グラフ

データ更新: 2026年09月28日 01:18

PCEサービス物価指数(エネルギー・住居除く)は、米国の個人消費支出(PCE)物価指数のうち、サービスからエネルギー関連サービスと住居サービスを除いた部分の物価指数で、いわゆる「スーパーコア」インフレに相当します。米商務省経済分析局(BEA)が毎月下旬にコアPCE物価指数とあわせて公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの月次系列(2017年=100)として配信しています。人件費の比率が高いサービス価格の粘着性を示し、賃金とインフレの関係を見る中心的な指標です。

📖 この指標の読み方

横軸が月、左軸(青の面グラフ)が指数の水準、右軸(オレンジの破線)が前年同月比(%)を示します。前年同月比がプラスであればスーパーコアの物価が上昇、マイナスであれば下落していることを意味します。データは季節調整済みでFREDから月次で取得しています。

calendar_month前年同月比較
最新(2026-07)
135.2 指数
1年前(2025-07)
130.1 指数
年 ~ 年

データテーブル

年月 指数(指数(2017年=100・季節調整済み)) 前年同月比

このデータの説明

📊 スーパーコアとは

PCEのうち、食料・エネルギーを除いた「コア」をさらに財と住居を除いたサービスに絞り込んだ部分です。医療、外食、交通、金融サービス、娯楽などが含まれ、PCE全体の約半分を占めます。

🔢 算出方法

BEAが「個人所得と支出(Personal Income and Outlays)」の一部として、CPIや生産者物価指数などの価格データをもとに連鎖方式で算出し、毎月下旬にPCE物価指数と同時に公表します。季節調整済み(Seasonally Adjusted)の系列です。

📈 経済への影響

財の価格は供給制約の解消や輸入価格の低下で比較的早く落ち着きますが、スーパーコアは賃金の伸びが鈍化しないと下がりにくいため、FRBの利下げ判断を左右します。2010年代の前年同月比は平均約2.2%で、コロナ禍後は2022年10月に5.3%まで上昇しました。

📋 活用例

コアPCE物価指数(米国)と比較してサービスの寄与を確認したり、雇用コスト指数(米国)と合わせて人件費と価格の関係を確認できます。

quiz よくある質問

PCEスーパーコア(エネルギー・住居を除くサービス)とは何ですか?

米国の個人消費支出(PCE)物価指数のうち、サービスからエネルギー関連サービスと住居サービスを除いた部分の物価指数で、いわゆる「スーパーコア」と呼ばれます。米商務省経済分析局(BEA)が毎月下旬に公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの系列(2017年=100)として配信しています。

米国のPCEスーパーコア物価指数の直近の値は?

2026-07のPCEサービス物価指数(エネルギー・住居除く・米国)は135.2(指数(2017年=100・季節調整済み))です。前年同月比 +3.9%。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。

なぜFRBはスーパーコアを重視したのですか?

医療、外食、交通、娯楽などのサービスは価格に占める人件費の比率が高く、賃金の伸びが価格に反映されやすいため、一度上がると下がりにくい(粘着的な)インフレを示します。FRBのパウエル議長は2022年以降、インフレが持続するかを判断するうえでこの指標を重視すると明言しました。前年同月比は2022年10月に5.3%まで上昇し、2010年代平均(約2.2%)を大きく上回りました。

データソース

提供元: FRED(セントルイス連銀)

Data source: FRED, Federal Reserve Bank of St. Louis (https://fred.stlouisfed.org/series/IA001260M).