FRBの窓口貸出残高(プライマリー・クレジット・米国)推移グラフ
FRBの窓口貸出(プライマリー・クレジット)残高は、銀行がFRB(米連邦準備制度)から担保を差し入れて直接借りている短期資金の残高です。FRBのバランスシート統計(H.4.1)として毎週木曜日に水曜時点の値が公表され、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。平常時はわずかな額ですが、銀行が市場で資金を調達しにくくなると急増するため、金融不安の度合いを週ごとに確認できます。
📖 この指標の読み方
横軸が週、縦軸が窓口貸出残高(百万ドル)を示します。平常時は数十億ドル程度で推移し、急増していれば銀行の資金繰りに不安が生じていることを意味します。平常時の残高は小さく前年比(%)が大きく振れるため、カードでは前年差(百万ドル)で示しています。データは水曜時点の値で、FREDから週次で取得しています。
データテーブル
| 週(水曜時点) | 窓口貸出残高(百万ドル(未調整・週次)) |
|---|
このデータの説明
📊 FRBの窓口貸出(プライマリー・クレジット)とは
FRBの窓口貸出制度のうち、財務状態の健全な銀行向けの「プライマリー・クレジット」の貸出残高です。適用金利は政策金利の誘導目標の上限に設定されています。2002年12月からのデータがあります。
🔢 算出方法
FRBが毎週水曜日時点のバランスシートを集計し、翌日の木曜日に「H.4.1」として公表します。
📈 経済への影響
2008年の金融危機では2008年10月29日に約1,107億ドル、コロナショックでは2020年3月25日に約508億ドルまで増えました。2023年3月の地方銀行の破綻では3月15日に約1,529億ドルと過去最高を記録しました。2022年の平均は約33億ドルで、2026年9月23日は約62億ドルです。
📋 活用例
銀行預金残高と合わせて預金流出の影響を確認したり、準備預金残高やセントルイス連銀金融ストレス指数と比べて金融不安の度合いを確認できます。
よくある質問
FRBの窓口貸出(プライマリー・クレジット)とは何ですか?
財務状態が健全な銀行が、担保を差し入れてFRB(米連邦準備制度)から直接借りる短期資金で、「ディスカウント・ウィンドウ(割引窓口)」とも呼ばれます。市場で資金を調達しにくくなったときの最後の借入先で、残高の急増は銀行の資金繰りに不安が生じていることを示します。FRBのバランスシート統計(H.4.1)として毎週公表されます。
FRBの窓口貸出残高の直近の値は?
2026-09-23時点のFRBの窓口貸出残高(プライマリー・クレジット、米国)は6,235百万ドル(未調整・週次)です。前年同週差 +702百万ドル。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
2023年3月に窓口貸出が急増したのはなぜですか?
2023年3月にシリコンバレー銀行などの米地方銀行が相次いで破綻し、預金の流出に備えて多くの銀行がFRBから資金を借り入れたためです。窓口貸出の残高は3月8日の約46億ドルから、1週間後の3月15日には約1,529億ドルに急増し、2008年の金融危機時の最高(約1,107億ドル)を上回りました。