不動産担保貸出残高(米国)推移グラフ

データ更新: 2026年09月28日 01:18

不動産担保貸出残高は、米国の商業銀行が保有する、住宅や商業用不動産を担保とする貸出の残高です。米連邦準備制度理事会(FRB)が「H.8 米国商業銀行の資産・負債」として毎週公表するデータの月次平均で、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの月次系列として配信しています。銀行貸出総額の約4割を占める最大の項目で、商工業貸出・消費者ローンと並ぶ銀行貸出の主要3分類の一つです。

📖 この指標の読み方

横軸が月、左軸(水色の棒グラフ)が不動産担保貸出残高の水準(十億ドル(季節調整済み))、右軸(オレンジの折れ線)が前年同月比(%)を示します。前年同月比がプラスであれば不動産向け貸出が拡大、マイナスであれば縮小していることを意味します。データは季節調整済みで、FREDから月次で取得しています。

calendar_month前年同月比較
最新(2026-08)
5,826.9 十億ドル
1年前(2025-08)
5,678.9 十億ドル
年 ~ 年

データテーブル

年月 不動産担保貸出残高(十億ドル(季節調整済み)) 前年同月比

このデータの説明

📊 不動産担保貸出残高とは

米国内のすべての商業銀行(外国銀行の米国支店を含む)による、不動産を担保とする貸出の残高です。住宅ローン(1〜4世帯向け)、ホームエクイティローン、商業用不動産ローン(オフィス・商業施設・集合住宅など)、建設・土地開発ローンで構成されます。

🔢 算出方法

FRBが銀行の週次報告をもとに「H.8 Assets and Liabilities of Commercial Banks in the United States」として毎週金曜日に公表し、FREDがその月次平均を配信しています。季節調整済み(Seasonally Adjusted)の系列です。

📈 経済への影響

住宅バブル崩壊後、不動産担保貸出は2009年5月の約3.88兆ドルから2011年9月の約3.49兆ドルまで約1割減少し、不動産市場の低迷が長引く一因となりました。現在は商業用不動産の価格下落が、この貸出を多く抱える地方銀行のリスクとして注目されています。

📋 活用例

銀行貸出総額(米国)に占める不動産向けの動きを確認したり、住宅ローン延滞率(米国)と合わせて貸出の質を確認できます。

quiz よくある質問

不動産担保貸出残高とは何ですか?

米国の商業銀行が保有する、不動産を担保とする貸出の残高です。住宅ローン、ホームエクイティローン、オフィスや商業施設向けの商業用不動産ローン、建設・土地開発ローンなどが含まれます。米連邦準備制度理事会(FRB)が「H.8」として公表するデータの月次平均で、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの系列として配信しています。

米国の不動産担保貸出残高の直近の値は?

2026-08の不動産担保貸出残高(米国)は5,826.9十億ドル(季節調整済み)です。前年同月比 +2.6%。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。

商業用不動産リスクとは何ですか?

コロナ禍以降の在宅勤務の定着でオフィスの需要が落ち込み、オフィスビルの価値が下がることで、ビルを担保にした融資が返済されなくなるリスクです。商業用不動産ローンは大手銀行よりも地方銀行の貸出に占める割合が高いため、地方銀行の経営への影響が懸念されています。

データソース

提供元: FRED(セントルイス連銀)

Data source: FRED, Federal Reserve Bank of St. Louis (https://fred.stlouisfed.org/series/REALLN).