10年実質金利(クリーブランド連銀推計・米国)推移グラフ
10年実質金利(クリーブランド連銀推計)は、クリーブランド連邦準備銀行が10年国債の名目利回りから期待インフレ率を差し引いて推計した実質金利です。FRED(セントルイス連邦準備銀行)が月次で配信しています。同じモデルの10年期待インフレ率と対になる系列で、市場取引の10年実質金利(TIPS利回り)より長い1982年からの推移を確認できます。
📖 この指標の読み方
横軸が月、縦軸が10年実質金利(%)を示します。実質金利が高いほど、物価上昇を差し引いてもお金を借りるコストが高く、景気を冷やす方向に働きます。マイナスは、名目金利が期待インフレ率を下回っていることを意味します。値の動きが小さいため、小数2桁で表示しています。
データテーブル
| 年月 | 10年実質金利 |
|---|
このデータの説明
📊 10年実質金利(クリーブランド連銀推計)とは
10年国債の名目利回りから、クリーブランド連銀のモデルで推計した10年期待インフレ率とインフレのリスクプレミアムを差し引いた実質金利です。1982年からのデータがあります。
🔢 算出方法
クリーブランド連銀が国債利回り・インフレスワップ・インフレの実績・エコノミストの予想を組み合わせて毎月推計し、CPIの公表後に更新します。
📈 経済への影響
高インフレを抑えるための高金利が続いた1982年2月には7.66%と最高を記録しました。2010年代の平均は約0.57%と低く、コロナ禍の2020年8月には-0.41%まで低下し、2012年や2020〜2021年にはマイナスの月もありました。その後の利上げで上昇し、2026年9月は2.24%(1年前は1.57%)です。
📋 活用例
10年実質金利(TIPS利回り)や米国10年国債利回り(名目)と比べたり、10年期待インフレ率と合わせて名目金利の中身を確認できます。
よくある質問
10年実質金利(クリーブランド連銀推計)とは何ですか?
クリーブランド連邦準備銀行が、10年国債の名目利回りから、同じモデルで推計した今後10年間の期待インフレ率を差し引いて算出する実質金利です。FRED(セントルイス連邦準備銀行)が月次で配信しています。物価連動国債(TIPS)が発行される前の1982年からのデータがあります。
米国の10年実質金利(クリーブランド連銀推計)の直近の値は?
2026-09の10年実質金利(クリーブランド連銀推計・米国)は2.24%(未調整)です。前年同月差 +0.68pt。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
TIPS利回り(10年実質金利)との違いは何ですか?
TIPS利回りは物価連動国債の市場の取引で決まる実質金利で、2003年からの日次データがあります。クリーブランド連銀の推計値は、国債利回りやインフレの実績、専門家の予想などから推計した期待インフレ率を名目金利から差し引いたもので、TIPSが発行される前の1982年までさかのぼれるのが特徴です。TIPSの需給の影響を受けないため、両者の値は一致しません(2026年9月はクリーブランド連銀推計が約2.2%、TIPS利回りが約2.4%)。