フルタイム労働者の実質週給の中央値(米国)推移グラフ

データ更新: 2026年09月28日 01:18

フルタイム労働者の実質週給の中央値は、米国でフルタイムで働く人の週給の「真ん中」の値を、物価上昇分を除いて示したものです。米労働省労働統計局(BLS)が家計調査(CPS)をもとに四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの系列として配信しています。平均ではなく中央値なので一部の高所得者に引っ張られず、平均時給より「普通の労働者」の実質賃金に近い指標です。

📖 この指標の読み方

横軸が四半期、縦軸が実質週給の中央値(1982〜84年の物価で換算したドル)を示します。前年同期からの増減がプラスであれば、物価の上昇を差し引いても真ん中の労働者の週給が増えていることを意味します。データは季節調整済みで、FREDから四半期で取得しています。2025年10〜12月期は、連邦政府機関の閉鎖の影響で値が公表されていません。

calendar_month前年同期比較
最新(2026Q2)
378 ドル
1年前(2025Q2)
376 ドル
年 ~ 年

データテーブル

四半期 実質週給の中央値(ドル(1982-84年CPI基準の実質・季節調整済み))

このデータの説明

📊 実質週給の中央値とは

フルタイム(週35時間以上)で働く賃金・給与労働者(自営業者を除く)が通常受け取る1週間の給与(税・保険料の控除前)を低い順に並べたときの真ん中の値を、都市部の消費者物価指数(CPI-U、1982〜84年=100)で割って実質化したものです。1982〜84年のドルで表示しているため、金額そのものより推移を見るのに向きます。

🔢 算出方法

BLSが毎月の家計調査(Current Population Survey)の回答をもとに四半期ごとに集計し、四半期終了の翌月(1・4・7・10月)の中旬〜下旬に公表します。季節調整済み(Seasonally Adjusted)の系列です。

📈 経済への影響

1979年1〜3月期の335ドルから、1981年7〜9月期には高インフレで309ドルまで下がり、その後も2014年まで345ドル以下で推移するなど、米国の実質賃金は長く伸び悩みました。近年は376〜378ドル前後で推移しています。

📋 活用例

平均時給や消費者物価指数と比較して名目賃金と物価の関係を確認したり、実質世帯所得の中央値と合わせて家計の暮らし向きを確認できます。

quiz よくある質問

フルタイム労働者の実質週給の中央値とは何ですか?

米国でフルタイムで働く16歳以上の賃金・給与労働者の、通常の1週間の給与の中央値を、消費者物価指数で1982〜84年の物価水準に換算したものです。米労働省労働統計局(BLS)が家計調査(CPS)をもとに四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの系列として配信しています。

米国のフルタイム労働者の実質週給の中央値の直近の値は?

2026Q2のフルタイム労働者の実質週給の中央値(米国)は378ドル(1982-84年CPI基準の実質・季節調整済み)です。前年同期比 +0.5%。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。

コロナ禍に実質週給が急上昇したのはなぜですか?

2020年4〜6月期には実質週給の中央値が393ドルと過去最高になりましたが、賃金が上がったからではありません。コロナ禍で職を失ったのが飲食・小売などの低賃金の労働者に偏っていたため、働き続けた人の中での「真ん中」が高い方にずれた(労働者の構成が変わった)ためです。その後はインフレで2022年4〜6月期に359ドルまで下がりました。

データソース

提供元: FRED(セントルイス連銀)

Data source: FRED, Federal Reserve Bank of St. Louis (https://fred.stlouisfed.org/series/LES1252881600Q).