企業利益(税引前・在庫評価・資本減耗調整後、米国)推移グラフ
企業利益(税引前・在庫評価・資本減耗調整後)は、米国の企業が生産活動から得た税引前の利益を、在庫の評価損益や減価償却の税制の影響を除いて示したもので、BEAが「企業利益(Corporate Profits)」の見出しとして使う系列です。米商務省経済分析局(BEA)がGDP統計の一部として四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済み年率の系列として配信しています。税引後の企業利益(調整後)と合わせて見ると、税負担の変化も確認できます。
📖 この指標の読み方
横軸が四半期、縦軸が企業利益(十億ドル(季節調整済み年率))を示します。前期・前年同期からの増減がプラスであれば企業収益が拡大、マイナスであれば縮小していることを意味します。データは季節調整済み年率で、四半期ごとにFREDから取得しています。
データテーブル
| 四半期 | 企業利益(十億ドル(季節調整済み年率)) |
|---|
このデータの説明
📊 税引前・調整後の企業利益とは
GDP統計(国民所得勘定)の「生産活動による企業利益(Profits from current production)」で、法人企業の税引前の利益に在庫評価調整(IVA)と資本減耗調整(CCAdj)を加えたものです。企業の決算上の利益よりも、実際の生産活動で得た経済的な利益に近いとされます。
🔢 算出方法
BEAが法人税の申告データや企業の決算データをもとに推計し、GDPの第2次推計(2・5・8・11月下旬)で新しい四半期を公表します。税引後の企業利益(調整後)と同時に公表されます。季節調整済み年率の系列です。
📈 経済への影響
金融危機の2008年10〜12月期には年率約1.07兆ドルまで落ち込み、コロナ禍の2020年4〜6月期にも約2.09兆ドル(2019年10〜12月期は約2.51兆ドル)に減少しました。その後は大きく増加し、2026年4〜6月期には約4.83兆ドルと過去最高を記録しています。名目GDPに対する比率も約15%と、1990年代の平均(約9%)を大きく上回る高い水準です。
📋 活用例
企業利益(税引後・調整後)と比較して税負担を確認したり、S&P500株価指数と合わせて企業収益と株価の関係を確認できます。
よくある質問
企業利益(税引前・在庫評価・資本減耗調整後)とは何ですか?
米国の企業が国内外の生産活動から得た税引前の利益を、GDP統計の考え方に合わせて調整したものです。在庫の値上がり・値下がりによる見かけの損益(在庫評価調整)と、税法上の減価償却と実際の資本の目減りの差(資本減耗調整)を取り除いています。米商務省経済分析局(BEA)がGDP統計の一部として四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済み年率の系列として配信しています。
米国の企業利益(税引前・調整後)の直近の値は?
2026Q2の企業利益(税引前・在庫評価・資本減耗調整後、米国)は4,827.4十億ドル(季節調整済み年率)です。前年同期比 +22.8%。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
税引後の企業利益との違いは?
この系列から法人税などの税金を差し引いたものが、税引後の企業利益(在庫評価・資本減耗調整後)です。税引前と税引後を比べると、企業が負担する税の割合がわかります。2026年4〜6月期は税引前の約19%が税金にあたる計算です。