国民純貯蓄率(対GNI比、米国)推移グラフ
米国の家計・企業・政府を合わせた国全体の純貯蓄(設備などの減価償却を除いた貯蓄)が、国民総所得(GNI)に占める割合です。米商務省経済分析局(BEA)がGDP統計として四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が配信しています。家計の貯蓄率だけでなく、政府の赤字(マイナスの貯蓄)も反映するため、国全体の貯蓄の余力を示します。
📖 この指標の読み方
横軸が四半期、縦軸が国民純貯蓄率(国民総所得に対する%)を示します。ゼロより下は、国全体の貯蓄が設備などの減価償却分にも足りない状態を意味します。データは季節調整済みで、FREDから四半期で取得しています。
データテーブル
| 四半期 | 国民純貯蓄率(対GNI比) |
|---|
このデータの説明
📊 国民純貯蓄率とは
家計・企業・政府の貯蓄の合計から固定資本減耗(建物や設備の価値の目減り)を差し引いた純貯蓄を、国民総所得(GNI)で割った比率です。政府の財政赤字はマイナスの貯蓄として計上されます。
🔢 算出方法
企業の利益や所得面の推計が必要なため、GDP速報値では公表されず、約1ヶ月後のGDP改定値(2・5・8・11月下旬頃)で新しい四半期が加わります。
📈 経済への影響
国内の貯蓄は投資の財源です。貯蓄が投資より少ない分は海外からの借入で賄われ、経常収支の赤字として表れます。純貯蓄率が低い状態が続くと、将来の生産能力を高める投資を自国の資金で賄えなくなります。
よくある質問
国民純貯蓄率(対GNI比)とは何ですか?
米国の家計・企業・政府を合わせた国全体の純貯蓄(減価償却を除いた貯蓄)が、国民総所得(GNI)に占める割合です。米商務省経済分析局(BEA)がGDP統計として四半期ごとに公表し、FRED(セントルイス連邦準備銀行)が季節調整済みの系列として配信しています。
米国の国民純貯蓄率(対GNI比)の直近の値は?
2026Q2の国民純貯蓄率(対GNI比、米国)は2.1%(対GNI比・季節調整済み)です。前年同期差 +0.7pt。詳しい推移はページ上部のグラフ・データテーブルで確認できます。
米国の国民純貯蓄率はなぜ低いのですか?
家計の貯蓄率が低いことに加え、連邦政府の大きな財政赤字が国全体の貯蓄を押し下げているためです。1950年代〜60年代は10%前後ありましたが、その後は低下し、リーマン・ショック後の2009年7〜9月期には−2.9%とマイナスになりました。2026年4〜6月期は2.1%です。国内の貯蓄で投資を賄えない分は、海外からの資金(経常収支の赤字)で補われています。